元ヤン介護士の知佳のブログ

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官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第2話 「はだけた襦袢と湯文字」 Shyrock作

官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 imageShyrochk様 作

はだけた襦袢と湯文字 image「もう長いこと男はんと色事を断ったはるさかいに、身体が『男が恋しい』ちゅうて泣いとるがな。ここは拙僧に任しなはれ。どれどれ……」


 舎利寺はずうずうしくも着物の前合わせをグイと広げた。


「や、やめてっ……」


 着物の胸元は襦袢もろともはだけてしまい、いきおいで乳房が露出した。


「ほう、色白できれいなお乳やなぁ。こら、たまらんわ」


(チュッ……)


 舎利寺は衣蕪を抱きよせ乳首にしゃぶりついた。


「い、いやっ……」
「ふっふっふ……まだややこを産んでへんさかいに、プリプリしたええ乳しとるがなあ。女はいくらべっぴんはんでも、ややこを産むのと産まんのとでは乳の形がちゃうんやで。ほな、ややこの産んでへんお乳をたっぷり吸わせてもらいまひょかあ」


(チュ~チュ~チュ~……)


「いやぁ……吸っちゃだめですぅ……そんなことぅ……や、や、やめてください……」


 舎利寺は右側の乳房を揉みながら、左側の乳首を音を立てて吸った。
 衣蕪は舎利寺を押しのけ逃れようとするが、舎利寺の巨体が上からのしかかり容易に抜け出すことができない。  
 舎利寺は乳房に唇を這わせながら、もう一方の手をゆっくりと衣蕪の下半身へと伸ばした。
 帯の辺りにかかったとき、衣蕪は魔手を払いのけようとしたが、舎利寺は容易に引き下がらない。
 指は帯を通過し、さらに下方へと這っていく。
 太股辺りまで伸びた指は、突然裾の合わせにかかった。


「いやっ……」


 衣蕪は身体をよじって舎利寺を拒む。
 襦袢の合わせ目から白い太股がのぞいている。
 舎利寺はゴクリと唾を飲み込み野卑の指を滑り込ませた。


「いやぁ、いやぁ……ご住職、それだけは、それだけは許してください……」
「何ゆうとるんや。長いこと男はんに可愛がられてないよってに、拙僧が慰めてやろうと思てるんや。これも功徳なんや」
「功徳って、そんなっ……」


 衣蕪は舎利寺からの侵入を防ぐべく懸命に抵抗した。
 その度に、襦袢がはだけて白い肌が見え隠れする風情は、実に艶めかしいものであった。
 衣蕪は着付けに関しては免許皆伝の誇りもあって中途半端な着方はしない。
 つまり現代着付け風に和服の下にショーツを穿いたりはせず、襦袢の下は湯文字だけと言う正統派である。
 正統派であるがゆえに、強引な侵入に対しては実に脆弱であった。


 衣蕪はそれでも太股を合わせて必死に抵抗を試みた。
 しかし、華奢な身体で男の力にあらがえるほど甘くはなかった。


 渾身の力を込めて抵抗する衣蕪の太股にグイグイと舎利寺の指は食い込んでいく。
 秘めやかな花園に到達するまで、それほどの時間を要しなかった。


「ひぃ~!ご、ご住職~許してください!後生ですから。酷いことはやめてください!」
「そんな嫌がらんでもええがな。どれどれ……」


 無遠慮な指が柔らかく震える秘密の扉をこじ開ける。


「おお、おおっ、これが衣蕪はんのおそそか。ぐわっはっはっは~!可愛いの~、実にええ感触やで~」
「いや、いや、やめてください……お願い、触らないで……」


 衣蕪は半べそをかきながら哀願した。
 だが舎利寺は哀願を無視し執拗に愛撫をつづけた。
 貝の合わせ目がこじ開けられて、太い指が柔肉へと食い込んでいく。


「いやぁ……」
「よしよし、早乙女はん、この可愛らしいおそそを直ぐにビチョビチョにしたるさかいに、楽しみにしときや」
「もう、許してください……」


 もがく衣蕪を床に押さえつける舎利寺。
 着物が派手にめくれあがっているため、股間がすっかり丸見えになっている。
 舎利寺の視線の先には、ひっそりと秘め貝が息をひそめている。
 華奢な身体の衣蕪だが、割れ目を形成する土手は肉厚であり優雅に盛り上がっている。
 割れ目周辺には若草は繁っておらず、全体的に陰毛はやや薄めな印象であった。
 獲物を手中に収めた獣のように卑しく舌なめずりをする舎利寺。
 その刹那、かすかな女の甘い香りが漂い、早くも官能的な風情を醸しだす。
 若草をかき分け美しい秘め貝の合わせ目をもてあそぶ。
 こねこねと弄っているうちに、合わせ目からじっとりと半透明の液体が滲み出す。
 舎利寺はそれを指ですくって賞味をした。


「ぐふふふ……早乙女はんのお汁は美味や。塩加減もちょうどええ具合やなぁ」
「いや……そんないやらしいこと、おっしゃらないでください……」


 舎利寺は秘め貝の合わせ目の上辺に目を移した。
 そこにはキラリと光る真珠の粒が佇んでいる。
 舎利寺の指が触れた瞬間、衣蕪は腰をピクリと震わせ弱い声を漏らした。


「ほう……かなり敏感やなあ。ちょっと触っただけやのにえろう感じるみたいやな。ぎょうさん触ったらどないなるんやろな?」
「いやぁあ……」


 包皮が閉じないように親指と人さし指で押さえ、もう片方の手の指で真珠の上に軽く円周を描く舎利寺。


「あぁっ……!」
「どや?ここ気持ちええんとちゃうんか?数ヵ月前までは旦那はんに可愛がってもろてたやろになあ」
「そんなことしてません……」
「嘘ついたらあかんで。新婚さんがせえへんはずないがな。それとも何か?もっといやらしいことされとったんか?」
「いやぁ……そんなことされてません……」
「信じられへんな。ここ、もうかなり開発されてるで。それとも何か、結婚前から誰ぞ他の男に開発されとったんちゃうか?」
「そんな人いません!」
「まあええわ。過ぎたことをあれこれと詮索してもしゃあないわ。これからは拙僧がおらんと辛抱でけへん身体にしたるさかいに楽しみにしときや~、がはははは~~~」


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愛と官能の美学「湯文字」  image




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性意を込めて謝罪いたします ~家賃滞納の代償~
櫻木梨乃


とってもセクシーでスタイル抜群な櫻木梨乃さんの旦那さんの会社が倒産してしまったので、家賃を三か月も滞納してしまい困っています!大家さんに責められて仕方なく全裸になります!たわわなおっぱいと綺麗なお尻にそそられたのか、誠意が足りないとどんどん調子に乗っていく大家さん!全裸で土下座させおっぱいを揉みしだき、おマ〇コを舐め好き放題!興奮してきたのでギンギンに立ったアソコを舐めさせます!ここまで来たらもう後戻りはできないとバックで挿入!旦那より気持ちいいと言うので、最後は無許可で中出しまでしちゃいました!一ヶ月後、旦那とはやってないという梨乃さんをもう一度頂きます!

官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第1話 「読経のあと」 Shyrock作

Shyrock様 作

未亡人衣蕪 image 「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是……般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩……は~ら~み~た~こ~とくあ~のくた~ら~さんみゃくさんぼぅ…………では……」


 舎利寺入道(しゃりじ にゅうどう)は読経を唱え終ったあと仏壇に向かって合掌し一礼をした。
 そのあと振り返って神妙な表情で早乙女イヴに会釈をした。
 読経終了後、衣蕪は舎利寺に深々とお辞儀をし挨拶を述べ、お茶、茶菓子、そしておしぼりを差し出した。


「ご住職、本日はありがとうございました」
「本当に早乙女はんも大変でしたな。この前の忌明けは親戚の人たちがぎょうさん来たはったけど、その後、遺産分けのことでもめたはったんやて?ちょっと小耳に挟んだんやけど」
「ええ、そうなんです。亡くなった主人には兄が二人いまして、その妻たちがいろいろと口出しをしてきて……本当に疲れました。主人が亡くなった今、私には欲も徳もありません。ただただ平凡に暮らし、主人の御霊を弔っていければと思っています」
「それはええ心掛けや。若いけど偉いわ。奥さんは確かまだ二十九やったな?まだ若いのに未亡人になってしもうて、ほんまに気の毒としかいいようがあらへん」



「お心遣いをとても嬉しく思います。しかしこれも運命だと思っています。それにしてもまさか交通事故で亡くなってしまうとは……」
「ほんとや。人の命ちゅうもんわ、分かれへんもんや。あんなに元気やったのに三十二歳の若さで亡くなりはるとはなぁ……」


 舎利寺から慰めの言葉をかけられた衣蕪は在りし日の夫の姿を思い出し、そっと目頭を押さえた。


 衣蕪は大手商社早乙女物産株式会社社長の三男早乙女道雄と三年前に熱烈な恋愛のすえ結婚したが、二ヵ月前、道雄は交通事故で思いがけずこの世を去った。また道雄の父道春も昨年他界し、彼が所有していた土地建物等財産の相続がまだ確定していなかったことから、たちまち遺産を巡って兄嫁たちが血眼になって争い始めたのであった。やむを得ず弁護士を仲裁に立て現在調停の最中であったが、衣蕪としても心労が重なり精神的にかなりまいっていた。
 住職の舎利寺入道(五十歳)は衣蕪のそんな様子を見かねて、訪問の度に仏法を説き、仏の御心を教えたのであった。彼の慈愛に満ちた説教で衣蕪は次第に笑顔を取り戻していった。
 四十九日が終わった後も、舎利寺はかならず月命日に訪れ熱心に経を唱えた。


「早乙女はん、さっき唱えたお経の、『色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是』の意味は分かりまっか?」
「いいえ、存じません。どのような意味があるのでしょうか?」
「色は空に異ならず、空は色に異ならず、色は即ち是れ空、空は即ち是れ色なり。受も想も行も識も、亦復是の如し……そんな意味なんやけど分かりまっか?」
「いいえ、よく分かりません……」
「このお経は般若心経と言うてな、簡単に言うたら、世の中に存在するすべてのものに変化しないものはないのやから、ものごとにこだわったらあかん……という教えですわ。あなたを喜ばせているもの、悲しませているもの、苦しませているもの全てが実体のないもの、いつか変わってゆくものなんやから、それらに捉われんと、こだわらんと、生きなさい……ちゅうことを教えてくれてるわけですわ。ざっと言うとそんな意味やけど、だいたい分かってくれはったかな?」
「はい、難しいけど、何となく分かりました」
「そうかそうか、それはよかったわ。ところで、早乙女はん、おたくはまだ若い身空でご主人亡くさはってほんまに気の毒やなあ。毎晩、寂しおまっしゃろ?」


 舎利寺が重みのある説教を説いた直後、突然俗世のしかも色っぽい話題を持ち出しため、衣蕪は面食らってしまった。
 しかもその質問が衣蕪の私生活に及ぶことなので、何と返答すればいいのか、言葉に窮してしまった。


「ご住職、何をおっしゃいます。そのようなことは決してありません」
「そうか、それやったらええんやけどな。早乙女はんの若さやったら、あっちのほうもこれからどんどんようなる年頃やし、ほんまに気の毒なことやわ」
「そんなぁ……ご住職、変なこと言わないでください」


 衣蕪は眉を顰め舎利寺をキッと睨んだ。


「その怒った顔がまたええがな」
「そんな……」


 とても聖職者の言葉とはいえず、衣蕪は呆れてしまった。
 次の瞬間、舎利寺はツツツと膝を摺りよせ衣蕪に接近した。
 衣蕪は驚きのあまり後ずさりをしてしまった。
 舎利寺はなおもイヴに接近し、かぼそい肩に手をかけた。


「ご住職、何をなさるのですか。や、やめてください!」


 衣蕪は目を吊り上げて、肩に乗せた舎利寺の手を払いのけた。
 しかし舎利寺に怯んだ様子は見られない。
 怯むどころか逆に喪服の胸元に手を差し込んできた。


「きゃ~!やめてください!」
「まあ、そう嫌がらんでもええがなあ」


 喪服は和装ということもありブラジャーを着けていなかったので、いとも簡単に乳房を舎利寺に触られてしまった。
 舎利寺は逃げようとする衣蕪の細い腕をつかみ、ぐいぐいと乳房を揉みしだいた。


「いやぁ~、やめてください!」


 舎利寺はするりと衣蕪の背後に回り込み、首筋に目を凝らした。


「ほほう……」
「……?」


 その日衣蕪は髪を和装用にアップにしていたこともあって、白いうなじが露出していた。
 うなじの後れ毛がふわふわと揺れている様は実に艶かしいものだ。


「色っぽいうなじしたはるなあ。それに若鮎のようなきれいな肌して……こんな魅力的やのにこの先も男はんに可愛がってもらわれへんちゅうのは不憫なことやなあ……」
「そ、そんなこと、余計なお世話です……放っておいてください」


 衣蕪は憮然とした。
 舎利寺は首筋に熱い息を吹きかけ、そっと衣蕪に囁いた。


「ほんまにうっとりするぐらいきれいなあ。絹のように木目細かい肌やで。たまらんわ」


 突然、ぞっとするような不快な感触が衣蕪の首筋を襲った。
 衣蕪はおぞましい感触に首をすくめ、「やめてください」とはっきりと拒絶の言葉を漏らした。



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愛と官能の美学「高価なお供え物」  image




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A married woman who feels sexually excited

奥様は混浴がお好き
すー
すー image
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40歳の妻と55歳の夫の熟夫婦です。子供たちが親離れをしたので夫婦で出かける機会が増えてきました。混浴温泉が大好きな夫に連れられて、妻は仕方なく温泉に入り、記念写真まで撮られてしまいます(^^ゞ

官能小説『筒抜け』 第5話 (最終話)

益荒男様 作

官能小説『筒抜け』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

浮気「分かってはいたけど、晴美さんにハッキリそう言われると何かやだな。」
 美佳がすねてみせた。
「ごめんなさい、私が誘ったの。弘信さんのこと嫌いじゃなかったから。」
 晴美が俊樹の方を見た。俊樹も面白くなさそうな顔をしている。
「今すぐどうこうって話じゃないけど、俊樹とはいずれけじめを付ける日が来るでしょ。」
「無理に付ける必要あるの。」
 美佳が口を挟んだ。
「いずれの話だけどね。」
「嘘。晴美さんとパパ、違うシナリオを考えてたんじゃないの。」
「え、どう言うこと。」
「俊樹くんが久しぶりなんて言わなければ、パパが私のところに来る手筈だったんじゃないかしら。でも、昨日まで俊樹くんが留守だったことがバレちゃった。だからパパが慌てて帰って来たんでしょ。それに、パパが帰ってきた時、私素っ裸だったけど、パパ、不思議そうな顔一つしなかったじゃない。」
「白旗上げましょ。」
 晴美がそう言って両手を上げた。
「降参だわ。美佳ちゃんがパパと思い通りになれば万事上手く行くと思ってたのよ。」
「それって、もしかして、私と俊樹くんをくっつけようって魂胆。」
「弘信さん、何か言ってよ。私じゃ美佳ちゃんには太刀打ちできないわ。」
 晴美が立ち上がってガウンを羽織った。
「俊樹もパジャマ着なさい。私たちは帰りましょ。後はこちら次第。」
 俊樹も立ち上がってパジャマのズボンを履いた。玄関を出るときに俊樹が美佳に振り返った。
「僕、美佳さんのこと嫌いじゃないよ。」
 残された弘信と美佳が裸のまま向き合っていた。二人ともなかなか言葉が出て来ない。たまりかねて口を開いたのは美佳の方だった。
「パパはどうしたいの。」
「俺の口からそんなこと言えるか。」
「ってことは、私を抱きたいの。抱いてもいいって思ってるの。」
「美佳はどうなんだ。」
「パパから先に言って。」
「だから、俺の口からはそんなこと言えないって言っただろ。」
「駄目、ちゃんと言ってくれなくちゃ。」
「その前に美佳の気持ちを聞いておきたい。」
「そんなの狡い。」
 仕方ないと言った顔で弘信が美佳の目を真っ直ぐに見詰めた。
「分かった。物凄く後ろめたいけど、娘を欲しがるなんてとんでも無い父親だけど、美佳が欲しい。」
「本当に、嘘言ったら許さないわよ。」
「本当だ。ついこの間まではそんなこと夢にも思わなかったけどな。」
「小便臭い小娘には興味無かった。」
「許せ。まさか娘の下着見て喜ぶ訳にも行かんだろう。」
「照れ隠しにあんなこと言ったの。」
「うん。」
「もう。あれで私、物凄く傷付いてたのよ。」
「何で。」
「パパが正直に言ったから私も言うわ。晴美さんと俊樹くんのこと聞きながら、私も本気でパパを誘惑しようと思ってたの。だからスカートも捲って見せたのに、小便臭いなんて言うんだもん。」
「最後に一つだけ聞いておきたいな。」
「何。」
「何で俺なんだ。他にもっと若い、格好いい相手が幾らでもいるだろう。」
「ふふ、それ言う前にパパに謝らなくっちゃ。」
「何を謝るんだ。」
「私、バージンじゃないよ。」
「そんなこと分かってる。一昨年くらいだろ。」
「うん。分かった。」
「急に女っぽくなったからな。」
「謝るのはそのことじゃないの。私、これまでに二十人くらい寝てるんだ。」
「はあ、二十人か。半端な数じゃないな。」
 弘信が溜息をついた。
「そんだけ寝ても、この人ならって男は一人もいなかったの。パパと同じくらいの人とも寝たけど、最悪だった。」
「おいおい、まさか援交じゃないだろうな。」 
「そこまで墜ちてないよ。凄いレストランでご馳走して貰ったり、シャネルのバッグとかは買って貰ったけどね。」
 弘信が美佳のお気に入りらしいショルダーバッグを思い出した。どんなに安く買っても十万以下と言うことはないだろう。現金貰わなかっただけマシだと弘信が自分に言い聞かせた。
「やれやれ、そんな話聞くと、ますます元気が無くなって来ちゃうな。」
「だから、ごめんなさいって最初に謝ってるの。」
「それで、何でパパなんだ。」
「パパの、が気持ちよさそうだから。」
「パパの何が。」
「お・ち・ん・ち・ん。」
 美佳が弘信の前を指差しながら言った。
「馬鹿言うな。」
「ううん、これまで見た中では中くらいだけど、形がいいから。」
「変なとこ比べるな。」
「へへ、ごめん。それと、パパなら自分勝手じゃなく、優しくしてくれるでしょ。晴美さんとの聞いてたら、絶対そうだと思った。正直、物凄く妬けちゃった。」
「しかし、恐ろしい娘を持ってしまったもんだ。」
「そうよ。こうなったらもう逃げられないから覚悟してね。」
「美佳はそれでいいのか。」
「うん。俊樹くんも私のこと嫌いじゃないって言ってるし、私も一人は年下の男がいいし。」
「で、年上がパパか。」
「うん。パパだって晴美さん、満更じゃないでしょ。美人だし。」
「まあな。それに、もう抱いちゃってる。」
「後は私とパパね。その後に俊樹くんも控えてるけど。」
「改まってそう言われてもなあ。」
 弘信が眩しそうな目で娘の身体を見た。
「大丈夫。私がリードして上げるから。ところでパパ、何人知ってるの。」
「美佳より大分少ないよ。」
「でしょ、私の方がきっと上手だよ。」
 美佳が立ち上がって弘信の手を取った。その手を自分の胸に導いた。風呂場に入ると美佳が弘信の身体を洗い始めた。石鹸を塗りたくった手で握られた弘信がようやく頭を持ち上げた。
 「お待たせ。パパったら往生際が悪いのよ。」
 美佳がダクトに向かってそう言うと晴美と俊樹の笑い声が返ってきた。



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愛と官能の美学「全裸」  image




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