天性の、恥ずかしい性癖 第21話:『女性は押し並べて青い果実がお好き』(Reprint) 知佳 作
「人妻・熟女の不倫実話と創作官能小説専門ブログ 元ヤン知佳の美貌録」より転載
仕事を終えて帰ってきた梨沙に、敏則はなんとなくだが行楽がてら出かけたことを告げた。
「そこでね、凄い店を見つけたんだ」
栞のアトリエでアルバイトしてるうちに、すっかり専門じみたことを身に着けてしまった甥っ子。
「ふ~ん、あの町にそんなものあったんだ」
「うん、ラーメン屋さんに入ったら、生ゆでの、それも煮干し出しのラーメン食べさせられちゃった」
敢えてニンフ云々とは言わず、梨沙の手前生煮えラーメンに留めておいた。
その梨沙は、帰ってくるなり自室には入らず、バスと洗面所を行ったり来たりしていた。 職業柄、お酒やたばこ、漢の臭いを消すべく、帰宅するとすぐにシャワーを浴びる。 身に着けていた下着類の洗濯にかかるというのが習慣になっていた。 関係を持った甥っ子の顔を窺いもせず。
「お小遣いそんなにあげられないんだから、無駄使いしちゃダメよ」
叔母ぶった声が廊下の向こうから聞こえてくる。
「無駄使いじゃないよ、れっきとした社会勉強だよ」
危うく口にしかけた喫茶の件を、辛うじてごまかすことが出来たが、威張っていうほどの内容でもない。
キャバクラは確かに給金が良い、その分自分磨きにお金がかかる。 敏則を預かると豪語した時、衣装や美容院にそれほどお金がかかると知らないで引き受けてしまっていた。
※完全オリジナル作品です。二次創作ではありません。
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