元ヤン介護士の知佳のブログ

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官能小説『ただいま』 第10話 恋歌様作

恋歌様作


官能小説『ただいま』

Shyrock様のご許可を頂き掲載させて頂いております。


“眼鏡”しか身につけていなかった「ただいま」
 ドアを開ける義一の声は期待ですでに浮きあがっていた。一日の仕事疲れなど一歩
部屋に足を踏み入れた瞬間からどっかへ蒸発してしまっている。げんきん――或いは
元気なものであった
「あれ?お兄ちゃんへのお迎えはどしたのかな?おーーい、加奈ちゃーーん!」
「騒がないでよ、もうっ!聞こえているわよ!」
 ずかずかとあがった義一は自室からおずおずと出てきた妹を見てにんまりとした。
その兄の笑顔を、加奈は睨みつける。眼鏡をかけた結構美少女かつ気の強そうな妹
は、驚くべき事に、この時、“眼鏡”しか身につけていなかった。
「おお、愛しの妹よ。約束は守ったんだね。お兄ちゃんは嬉しいよ。これも愛だね」
「えーーい、白々しい!愛なんてもんじゃないわよ!もし、守らなかったら…ちょっ
と!触んないで――」
 妹の抗議も抵抗も無視して兄は駆けより、“ほぼ全裸”の妹を抱きしめた。実の兄
の前に裸――可愛い乳房や薄い股間の叢までも――をさらす羞恥にほんのりと紅く
なっている妹の身体は、両腕の中で折れるほどに華奢で、かつ、“どきり”とするま
でに熱くなっていた。
「力を緩めてよ!服がすれて痛いんだから―――あ…」
 恥かしさを誤魔化す為にも騒ぎ立てる妹の唇を、兄は唇で蓋をした。 
その態度が虚勢の証拠に、兄の舌は容易に妹の唇と歯を割り、たっぷりと口腔内をねぶりつくす。
妹の身体をすみずみまで知り尽くした兄の攻撃に全身を痺れさせながらも、何とか息
だけは荒げまいと押さえる妹の反応が義一にはたまらなく可愛かった。
 やがて、ようやく唇を離した兄は妹に命じた。
「さ、ソファに横におなり」
「ちょ、ちょっと待って。もう“する”の?!」
「当たり前だ。昨日は俺の連勝だったんだよ。だから、命令権はあと一つ残っている
はずだろ」
「う……」
「家の中では今日一日は裸でいること――それから、今からのただいまHね」
 今更言うまでもないことだが、この実の兄妹は――両親が離婚して兄妹二人暮らし
なのをいいことに――こういう関係なのである。そしてこの兄妹だけの家庭内ルール
で、『SEXの際、先に“いった”ほうが負けで、一敗につき、一つ命令を聞かなけれ
ばならない』と言うのがあるのだ。
 と言っても、勝敗に関してはほぼ兄の全勝だったのだが。
「あ、いや…」
 抵抗も出来ないままにソファに横たわらせられた妹の胸に兄は顔をうずめた。さし
て大きくない右の乳房にむしゃぶりつき、指は左の乳首をつまむ。
「ちょっ…そんな…一方的に――ああん!」
 どんなに偉そうなことを言っても気が強くても、十四才の処女を奪ってから二年
間、その女体を徹底的に開発した兄は妹の全てを知り尽くしている。加えて徹夜も辞
さない体力と、この“妹”には無限に復活する元気――どう考えてもSEXで妹が勝つ
可能性は皆無であった。
「おや?もう濡れているじゃない?加奈ちゃん。ほんとはお兄ちゃんが帰ってきてこ
うしてくれるのを“うずうず”しながら待っていたのかな?」
「……知らないっ!」
 兄の指は妹の薄い股間の叢をかき分けて、その下の秘肉に触れた。やや小さいそれ
からはしっとりと湿り気が伝わってくる。どんなに偉そうなことを言っても身体は正
直であった。
「あ…」
 兄はひとしきり秘肉をなぞってからおもむろに中指をその裂け目に入れた。ゆっく
りと進む指に少女の肉襞のきつい締め付けがからむ。そしてそれが強くなるほどに、
妹のあえぎ声も大きくなっていくのであった。
「い…あ――そんな…そこ――」
 兄の指に感じる妹の感触が、湿り気からとろとろ――ついにはびしょびしょになる
までにはたいした時間はかからなかった。
「いい…あー―お、お兄…ちゃん――」
 乳房を口で責められ、秘肉を指で弄られ、妹はついに虚勢を捨てた。下から兄の身
体にしがみつく。妹の裸体の熱さといやらしい汗が兄の胸と腹と足にぴったりとへば
りついた。
「お兄ちゃんが欲しいのなら、はっきりそうお願いしなさい」
 余裕をもって兄が囁く。囁きながらも急いでスラックスとパンツを脱ぎ捨てている
のも大変なのだが、妹にそこを突っ込む余裕などありはしない。あえぎはそのまま悲
鳴となった。
「お、お願いします。お兄ちゃんの“あれ”を――加奈の…中へ―――入れ…てくだ
さい…」
 妹のいやらしい懇願に兄は満足した。その分、現れた股間の肉棒は固く大きく角度
を増す。そしてそのまま、“大きすぎる”と苦情の多いそれを妹の秘肉にあてがい
――一気に突き刺した!
「い、いやーーーーっ!いたっ、き、きつ―――あ、ああーーん…」
 妹の鋭いはずの悲鳴に甘い粘液がかかったような動揺が混じる。成功だ。もうここ
までくれば妹の――高校一年生の女体は意のままなのだ。多少の痛みはすぐにもそれ
以上の快感で吹き飛ぶ。あとは獣のように責め上げるだけで―――
「も、も、もう…だめ―――っ!」


 いつもよりは長くはあったが、やっぱり妹が先にいったのを確認してから兄は
“たっぷり”と放出した。痺れあがっているはずの幼い女体に止めを刺すように兄の
ミルクが注ぎ込まれ、あえぐ波のように反応する。男として至福の時間であった。
「ま――た、勝っちゃった。今度は何にしようかなあぁ」
 全てを終えてから兄はソファに大きく座った。終わったばかりの姿のままに――
シャツ、ネクタイに下半身は裸という変な格好だが、本人はいっこうに気にしていな
い。そのまま隣で放心状態の妹の裸体を見下ろす目には幸せと満足と意地悪ながらも
慈しみがたっぷりと含まれていた。
「あー―――」
 ようやく気がついた妹であったが、事態の理解にはさらにややかかり――兄に聞こ
えないように奥歯を噛み鳴らした。
(くっ!またしても……お兄ちゃんのおもちゃになっちゃって…)
「あのね、お兄ちゃん」
(でも――いいわ。最終作戦発動よ。もう、お兄ちゃんを自由にはさせない!)
「ん?なんだい?」
 さっきの猛攻のせいでちょっとふらふらの妹に可愛く囁かれた兄は明るく応えた。
「もっとゆっくりしていいんだよ。疲れたろう」
 優しい言葉である。思わず、妹は“じん!”とくるが――これに騙されてはいけな
いと自分を叱咤した。そうだ、実の妹を半日も全裸でまたせ――いろいろといけない
想像をさせた上で――無理矢理犯した兄なのだ。今更、ちょっと優しくされたからっ
て…
「あのね、さっきの加奈の負けね。お風呂でおぎなわさせてほしいの」
「え?風呂?」
「うん。どうせ、入るんでしょ。加奈が“サービス”してあげるからさあ」
「“サービス?”――ま、それもいいんだけど」
「じゃ、決まりぃぃ――っ」





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