元ヤン介護士の知佳のブログ

当ブログは創作小説及び実話集がメインとなっています。

官能小説『ただいま』 第14話 恋歌様作

恋歌様作


官能小説『ただいま』

Shyrock様のご許可を頂き掲載させて頂いております。


姉の強固な主張 「でも、姉さん。“恋人同士”ならSEXは許されるんだよ」
「え?こいびと?」
「そうさ!姉さんは僕が好き?」
「…それは…好きだけど…」
「じゃ、僕以上に好きな男はいる?」
 結構、真剣な質問である。問題は、こういうことをする前に確認すべきことなので
あって――
「いいや…せいちゃんより好きな男っていない…」
 思わず、ガッツポーズを取る弟であった。
「実は僕も姉さんが一番好きなんだ。誰よりも愛しているよ。本当にもの心ついた時
から!」
「…でも他の女の人と“せっくす”したんでしょ?」
 冷や汗が弟の背筋に一筋流れる。
「そ、それは、姉さんが振り向いてくれなかったからさ!姉さんさえ恋人になってく
れるのなら、そんなことは絶対にしなかったよ!」
「そう?」
「そうさ!
 そしてこれでわかっただろう!僕達は愛し合っているんだ。だから恋人同士さ!だ
から、今からその愛を確かめあっても良いんだ!」
 弟は姉を力強く抱きしめた。
「…そうなの?」
「僕の恋人になるのは嫌?」
「そ、そんなことはないわ…」
「じゃ、恋人同士で良いんだね?」
「で、でも…」
「でも、何さ?」
「恋人同士ってことは浮気しちゃいけないんだよ。せいちゃん。これからお姉ちゃん
だけって約束できる?」
 喋れば喋るほど立場が悪くなることに気がついた弟は、ついにここで決心して実力
行使に出た。さっきからあてがっていた腰をわずかに前進させたのである――その肉
棒の先端は姉の秘肉にずぶずぶと入りこんだのだ。
「あ、あああーーーんっ!」
 あえぎと悲鳴をミックスした姉の絶叫に弟は全身が紅潮するまでに煽られた。しか
し同時に数多の処女を奪ってきた経験が、“最愛の姉の為に”身体を冷静にコント
ロールする。
 あせってはならない。最初はほんとに痛いだけなのだ。それを貴重かつ美しい体験
とするには、男の気配りと思いやりと愛と――何より我慢が必要なのであった。
「姉さん。力を抜いて。大丈夫。僕に任せて。この世で一番愛している姉さんのため
だもの」
「ほ、ほんと?…せいちゃん、お姉ちゃんを愛してくれるの?」
 最初はじわじわだ。出血するくらいだから乱暴はいけない。出来るだけゆっくりと
腰を前後させて――男がつまらなくても、ここは女の身体をならすほうを優先するべ
きで――
(で、でも…姉さん、締まる…この前やった…先輩のお尻より…)
 弟にとって意外だったのはあれだけ愛撫して緩めたはずの姉の秘壺が、生まれて初
めて味わうまでに緊縮だったのである。これでは――ただでさえ、姉の処女を奪って
興奮している弟の肉棒が―――
「ね、姉さん…」
「…なに?」
「気持ち良い?痛くない?」
「う…ん…ちょっと気持ちは良いけど…やっぱり痛い――さっきほどじゃないけ
ど…」
「そ、そう?良かった…」
「?せいちゃんは大丈夫なの?なんか苦しそうだけど?」
「いや、苦しくはないんだ…気持ち良くて――」
 その気持ち良さを我慢するのが苦しくて――姉のことを思いながらも、徐々に速く
なる腰の動きを止めかねる弟であった。
「あ……まさか…」
 そして、爆発は信じられないほど早く来た。感じたときにはもはや手遅れで、弟は
童貞を失った時よりも激しく噴出す感触に、ただただ驚きを感じるしかなかったので
ある。
「あ…せいちゃん。何かした?大丈夫?お姉ちゃんの中で――何か熱いものが…」
 こういう状況でも弟を気遣い、かつ可愛くぼける姉を弟は全力で抱きしめた。
「姉さん。一生離さないよ。たった今から僕等は最高の恋人同士だ」
「うん。良いわよ。お姉ちゃんもせいちゃんなら――一生、大丈夫だわ…」
「姉さん!」
「でもね」
「え?――でもって?何?」
「さっきも言ったけど浮気は駄目よ」
 急に冷静な姉の強固な主張に、幸福に酔っていた弟の熱い背を冷たい汗が数筋流れ
る。
「わかった?もし、浮気したら――お姉ちゃん、怖いからね!お返事は?!」




六○六号室――


母子相姦 「ただいま」
 ドアを開けると、それを待ち構えていたかのように急いだ小走りの足音がした。
「お帰りなさい。宏一さん」
 睡蓮の柄の浴衣にエプロンという――ちょっと、家庭的には妙ないでたちのその女
性は、思わず声を上げてしまいたくなるほどに上品でしっとりとした――そのくせ、
胸と腰の辺りは特に大きいなかなかの美人であった。年齢は三十代半ばであろうか
――名は津子と言う。
「やっと期末試験が終わったよ。ママ」
「お疲れ様でした。
ご飯になさいますか?それともお風呂に?」
 これが宏一の実の“母親”だと言われても十人中十一人は信じないであろう。高校
生を息子に持つには“若すぎる”だけではない。何よりも、その“実の息子に対し
て”貞淑な妻が最愛の夫に尽くすかのようなその態度に――である。
「風呂にする。電車の中で汗をかいた」
「判りました」
 津子はうやうやしく頭を下げると息子の鞄を両手で受け取った。その手を宏一が掴
む。
「あ……いけませんわ」
 母のかすかな抗いをものともせずに宏一はその豊満な体を抱き寄せ、その唇に自分
の唇を――強引に重ね合わせた。
「う、ううう……」
 息子の舌が母の唇の間に刺すように侵入する。津子は一応、抵抗しようとしたが、
息子は母の浴衣ごしの熱い身体をしっかりと抱きしめて、許さない。すぐにも息子の
舌が母の口内をねぶりつくすように愛撫し出すと抵抗も加速度的に弱っていった。
「あ、う……うう・・」
 いつの間にか抗う母の両手は動きの向きを変えて、息子の首を抱きしめていた。頬
も見る見る赤くなり、もう相当にたまらないのか、身体も震え出す。その効果に息子
は会心の笑みを浮かべて、ようやく唇を離した。
「も、もう。おいたしちゃいけませんわよ。宏一さん」









New arrival site

|Kaede's Room
Kaede
Kaede image
画像はクリックしていただくと拡大します。
この画像はブログ内掲示板の背景に使われていたものです。
こちらの要望に合わせ、ご用意いただけるとのことでしたので、この場を使って申し込もうと思います。 到着し次第、新しい画像をご紹介します。 しばらくお待ちください。
×

非ログインユーザーとして返信する