官能小説『秘愛館“睡蓮亭”』 第11話 (最終話) 恋歌様作
「おはようございます。宏美様。良い朝でございますわね。昨夜はゆっくりお休みに なられたようで――ああ、あちらのお客様は大丈夫ですよ。毎度のことです。SEXの 最中は電話が鳴っても気づかないくらい熱中するお二人ですから」 にこやかに言われてもああそうですかとは言えない状況である。声も出せずにあた... 続きをみる
官能小説『秘愛館“睡蓮亭”』のブログ記事
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「おはようございます。宏美様。良い朝でございますわね。昨夜はゆっくりお休みに なられたようで――ああ、あちらのお客様は大丈夫ですよ。毎度のことです。SEXの 最中は電話が鳴っても気づかないくらい熱中するお二人ですから」 にこやかに言われてもああそうですかとは言えない状況である。声も出せずにあた... 続きをみる
庭は昨日、上から見たとおり変な造りだった。石も木もいいものを使っているのだ が、正統的な日本庭園とは大分違う。まるで森の中に入ったかのように周りが見渡せ ないのである。と言って実際の森のような閉塞感はない。光も空気もすんなりと流れ てくる。もし見渡せないのを目的として設計されたのなら逆に見事な... 続きをみる
立ったままゆっくりと母の身体をまさぐり、浴衣を脱がそうとする息子に宏美は囁 いた。成幸はにやっと笑ったのみで答えない。 そのかわりに浴衣からこぼれた大きな乳房をかっぽりと口に含んだ。舌先ですでに 固くなっている乳首を転がす。恐らく何千回も味わった場所だが、今でもほんのりと 甘く感じるのは何かの... 続きをみる
「あたしだって女ですから、他の女の代わりみたいなのは嫌なんですが、断ると夜に 相手にしてくれないんで仕方がなく――せめて本番でも出来ればいいんでしょうが、 仲居はこのように着物を着る規則ですので勤務中は着付けを乱れさすわけにもいかず ――もう悔しくて悔しくて。なんでこんな兄なんだろうと・・あたしの... 続きをみる
母の抗議にかまわず成幸は肉棒を秘肉にあてがい、一気に入れた。いつもは固いピ ンクの割れ目も今度は意外なほどするりととおる。口では嫌がってもやはり興奮して いるのだろう。まるで強 姦だったが、肉棒が動く快感としっかり押さえた成幸の手の おかげで宏美は逃げ出すこともできず、そしてすぐそこで目を輝か... 続きをみる
露天風呂は三箇所が独立した造りになっていた。それぞれの間には庭木と庭石が巧 妙に配置され、互いを見えなくしている。二人がまず入った岩風呂には先客がいた。 若い男女でもちろん全裸だ。女は二十代半ばくらいで胸は宏美よりかなり薄い。手足 が細く長く全体的に若鹿めいた体つきであった。ボブカットの髪にやや... 続きをみる
「ハァァァァ・・ァァアァン・・」 ぐりゅん、と音を立てて肉棒は宏美の肉路に刺さり、そのまま全てが入るまで肉壺 を前進した。何度聞いても興奮する母のあえぎを聞きながら成幸がやや速めに腰を動 かす。 「いくよ!お母さん」 「い・・ちょ・・待って。もう、す、少しゆっくり・・して。な、成幸の、おっきい ... 続きをみる
艶やかな笑顔を残して女将が出ていっても宏美は呆然としたままである。こんな場所 が本当にあるとは信じられなかった。女将がまじめに認めた以上、冗談にしては突拍 子すぎるから本当なのだろう。しかし、この旅館の客と従業員の全てが自分と同じ近 親愛の人だなどとは実感の湧きようがない。世間体と何より息子成幸の... 続きをみる
「成幸君は十四歳でしたよね」 「はい」 「では最初にお母さんを姦っちゃたのは幾つのころですの?」 あんまりあっさり言われたので宏美は意味が咄嗟に判らなかった。 「十二歳の時です。ちょうど僕の誕生日の夜にプレゼントとしてお母さんを抱きまし た」 成幸が胸を張るようにして答える。そこでようやく内... 続きをみる
「どうしてなのよ?」 「プライバシーを守るためだよ」 そう言われるとそうかもしれないが、何か大げさな話でもある。また、そうすると あのサービスの話も本当っぽくなってくるではないか。 「ありがとうございます。お客様は四階の“葵の間“のご宿泊となります。こちらが キーです。ではごゆっくりどうぞ」 ... 続きをみる
恋歌様作 投稿小説バックナンバー l l TOP Shyrock様のご許可を頂き掲載させて頂いております。 「ねえ、本当にこの道でいいの?」 ハンドルを切りながら宏美は助手席の息子に言った。十四歳の成幸は市販の道路地 図とパンフレット裏面の地図を照らし合わせている。東京から三時間は走りつづけ、... 続きをみる