元ヤン介護士の知佳のブログ

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官能小説『ただいま』 第15話 恋歌様作

恋歌様作


官能小説『ただいま』

Shyrock様のご許可を頂き掲載させて頂いております。


浴室に向かう睡蓮のデザインの浴衣を纏った母 実の息子の淫らすぎるキスに、上気した顔とまだ微妙に震える身体のままで津子は
“めっ!”をした。母としての最後の見栄であろう。それが判っている息子はそんな
母をたまらなく可愛いと思った。
「だって、試験のために一週間も我慢したんだ。これくらいは許してもらわないと」
「駄目です。まず汗を流して、ごはんを食べてからです!」
 それなりの威厳を込めて津子が命令する。それでも、『わたしだって我慢したんだ
から…』という本当の思いを判らない最愛の息子ではない。宏一はにやりと笑った。
「その浴衣、いいね。ママに似合っているよ」
 津子が着ている睡蓮のデザインの浴衣――二人がどこよりも気に入っている“あ
の”旅館で買った浴衣である。それをわざわざ着て息子を出迎えた母の意味などは
――それこそこの二人にとっては口にする必要も無い事であった。


「お湯加減はどうですか?」
「ちょうど良いよ。ママ」
 待っていた息子はそう答えながらにやりと笑った。浴室のドアの向こう側の光景が
明快に想像できる。そこにはあの母がいて――いつものように次の準備をしているの
に違いないのだ。
「お背中を流しますわ。宏一さん」
 二分後、予想通りに母 津子が、予想通りの姿――その豊満な女体を、片手と手ぬ
ぐいだけで覆いながら浴室に入ってきた。もちろん息子に否やはない。
「じゃ、頼むよ」
 宏一は我慢して今まで入っていた湯船から、わざと勢い良く立ちあがった。浴室に
満ちる鋭い水飛沫と豊な湯気の中で、宏一の“男の子”の部分が威勢良く跳ね上が
り、元気良く振りまわされる。宏一はそれが“ママ”に直視されていることを確信し
ながら、あえて一切隠そうとぜずに洗い場の湯椅子に座った。
「ほんとうに立派になられましたね」
 向けられた息子の広くなった背中を見ながら、津子はしみじみと呟いた。母として
の誇らしさと嬉しさと――そして、“母”のものではない恥ずかしさが微妙に入り混
じった声で――
 それが判った宏一は、にやりと――子供の顔でなく“男”の顔で――笑う。
「綺麗にしてよ。ママ」
「はいはい」
(何せここは今からたっぷりとしがみつくんだから……)
 ――と思ったのがどちらかは判らない。
 津子はボディシャンプーをつけたタオルを両手で持ち、息子の背中を丁寧に流し始
めた。その愛情のこもった力具合が息子にはとても良い。心と身体をマッサージされ
ているような絶妙な感触である。
「あの――終わりました」
 うっとりとした息子に津子はちょっとおずおずと言った。
「これでいいですか?」
「何言ってんだよ。前もしてよ」
 言いざま宏一はくるりと身体ごと振りかえる。湯椅子に腰掛けた姿勢のまま、ほぼ
垂直に起立した息子の肉棒が津子の視界に突きつけられる格好となった。
「きゃっ!」
 刺激的な“息子”の光景に、少女のような声を上げて顔を両手で覆った母が宏一に
はたまらなく愛おしい。それが、演技ではない証拠に、その頬も――両手が上がって
剥き出しになった豊な裸身も、鮮やかに紅潮しているではないか。
「きゃっ!じゃないよ」
 この母の自分への態度に宏一は永久に勃起し続けるような強烈な陶酔感を骨の髄か
ら味わいながらも、あえて命令調にでた。
「早く洗ってよ。おなかが空いているんだ。“母親”なら当然だろ」
 言われて津子はおずおずおとタオルを構える。息子がこう強く言わねば、恥ずかし
がり屋の母は動けないのである。例え――本人がどんなに求め、欲情していたとして
も。
「駄目駄目。前にタオルは駄目。こっちは背中より繊細なんだから、もっと優しく
洗ってくれなきゃ」
「はい……」
 いつものことなので津子にも息子の要求している意味は判る。そして、それを自分
も望んでいるということも――実の母子の間としてはどんなに恥ずかしく、かつ背徳
的であろうことも。
「……失礼します」
 津子は礼儀正しく一礼してから、湯椅子に腰掛ける息子の――股間の前にひざまづ
いた。その姿勢だと、当然、息子の逞しく勃起した肉棒が目の前につきつけられた格
好になる。至近距離で見るそれは、大きく、何本もの血管が威嚇するように浮き上が
り――そして、息子の前に屈辱的な姿勢でひざまづいた“母”である津子の裸身と、
今から息子のそれを受け止めると決めた心――いや、“欲情”めがけて勃起している
ことがありありと判る。
(……では)
 心の中でそう拍子を取る。同時に津子は自分の股間が湿った音で鳴ったような気が
した。
「はうっ!」
 宏一が小さい声を上げる。自分の肉棒を母の真っ赤な美しい唇がぱっくりと咥えた
感触と――その背徳的かつ甘美すぎる事実に……。
「ふふふ。ママ、良いよ。一週間ぶりってこともあるけど、ママのお口は最高だ」
 誰よりも美しい“母”が息子の股間に誠心誠意“お口の奉仕”をする――と言うこ
とが、男としての優越感と息子としての愛される深さへの感動の双方をたまらなく刺
激する。宏一は、股間の下の母を力一杯抱きしめたい衝動を、せめて母の頭を抱える
ことでこらえ、母の口と舌と――“愛情”による肉棒への感触をたっぷりと堪能し
た。
(う…大きい…宏一さんって――やっぱり一週間我慢したせいかしら。それにとって
も熱くって……)
 母としてあるまじきことを思いながらも津子は懸命に舌と口を動かし、口の中の息
子の肉棒を愛撫する。この狂暴さは誰よりも良く知っているが、加えて今は本当に食
べてしまいたいくらいに可愛いい感じすらもしていた。
(……やだ、あたしも一週間我慢したせいかしら。実の息子の宏一さんに対してはし
たないことを……それとも――)
 これからの狂暴さを期待しているのかしら――などと全身で真っ赤になって思いな
がらも、津子は舌で息子の肉棒を丹念に舐め上げ、口全体で力一杯吸いこむ。
「そうそう…もっとなぶって…下のほうも…」
 息子の希望の通りに――加えて母の欲情のままに、息子の肉棒は母の口腔に愛され
――弄り続けられた。そして――
「……そろそろいくよ。ママ、どっちが良い?」
 眉間に皺を寄せ――股間の爆発に耐えて宏一がうめく。津子も“大変!”と視線を
上げた――息子の肉棒をその真っ赤な唇にしっかりと咥えたまま。
「顔か胸にする?」
 母はちょっと考え――いやいやをする。
「じゃ、飲む?」
 息子の肉棒を口から一ミリも離さずに、“こくこく”と母がうなずく。宏一はそん
な母の可愛らしさににっこり笑い――同時にその淫靡さにこらえきれずに肉棒を爆発
させた。
(う……!)





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