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官能小説『危ない画像』 第10話 益荒男様 作

益荒男様 作

官能小説『危ない画像』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

パートナー交換 「まさか息子のこんな顔見るとは思わなかったわ。」
 「え、さっき散々見たんじゃないの。」
 久仁子が意地悪く言うと今度は麻美がベーッと舌を出して見せた。
 「あのう、」
 雅彦が口を挟んだ。
 「何。」
 麻美と久仁子が同時に答えた。
 「このままで大丈夫。」
 雅彦が自分の前を指差した。
 「ああ、避妊のことね。どうかしら。」
 麻美の問いに久仁子が頷いた。
 「大丈夫。今日が安全日だって確かめてあるから。」
 「確実は無いわよ。」
 「分かってます。でも最初は付けないで欲しいの。万一出来ちゃったら雅彦くんの
お嫁さんにして貰うから。」
 「一年早いわ。あなた方、まだ十六よ。久仁子ちゃんは大丈夫だけど、雅彦は子供
が生まれてもまだ結婚出来ないわ。」
 「そっか、そう言うこともあるんだ。でも、いいの。パパ達だって結婚できないん
だし。」
 一瞬、麻美が嫌な顔をした。雅彦は二人の会話の中の暗黙の了解が気になった。久
仁子は両親が別れたと言っていたが、どうやら正式に離婚した訳ではないらしい。そ
の辺の事情をなぜ母親の麻美が知っているのか。疑念はますますつのるばかりだった。
 「あ、ごめんなさい。別に嫌みじゃないから。」
 「分かってますよ。ま、そこまで覚悟決めてるんじゃ、これ以上何も言うこと無い
わね。そうと決まれば、私が手伝って上げる。さ、いらっしゃい。」
 麻美が久仁子を布団の上に寝かせた。
 「雅彦も。」
 久仁子が脚を開いて受け入れる体勢になると麻美が雅彦の根元を握って襞に宛った。
すぐには入れようとせず、前後に動かしながら少しずつ力を込めて行く。先端が少し
だけ潜り、すぐに外れた。その繰り返しに久仁子の口から微かな呻き声が漏れ始めた。
 「遠慮しないで。思い切り気持ちよくなった方がいいのよ。」
 久仁子がクスッと笑った。
 「多分、大丈夫だと思うな。私、自分で指入れたことあるから。」
 「指とおチンチンじゃ太さが違うわよ。いいから、任せなさい。」
 雅彦の唾液でベトベトだったところが更に潤って来た。粘っこい音が規則的に続き、
ようやく先端が見えなくなった。
 「今よ。突いて。」
 雅彦が弾かれたように尻を突き出した。
 「キャ、」
 久仁子が奇声を発した。雅彦が久仁子を貫いた瞬間だった。
 「駄目、そのまま動かないで。」
 麻美が雅彦から手を離さずに押し留めた。まだ僅かに先端が入り込んだだけである。
 「今日は貫通式だけ。ここまで来ればもう大丈夫だから、後は根気よく押し込んで。
無理しちゃ駄目よ。ジッと待ってれば久仁子ちゃんの方からお迎えに来てくれるから。」
 雅彦は麻美の言っていることが分からなかったが、それでも言う通りにジッと堪え
ていた。暫くその姿勢で待っていると久仁子の内部が僅かに弛んだ。
 「ゆっくり、優しくね。」
 麻美が握っていた手をそっと外した。その手が邪魔になる所まで雅彦が進んだので
ある。その機を待っていたように進が続けてシャッターを切った。やがてカメラのフ
ァインダーから雅彦の姿が全て見えなくなった。
 「嬉しい。」
 久仁子が雅彦の背中を思い切り抱きしめた。
 「痛くない。」
 麻美が久仁子の頬に手を当てながら聞いた。
 「ちょっと。でも大丈夫。こんな幸せな初体験って無いわよね。」
 「かもね。雅彦はどう。」
 「僕、勿論最高だよ。まさかママ達の目の前でこうなるなんて思ってもいなかった
けど。」
 「今日は動いちゃ駄目よ。後でお口でして貰いなさい。」
 「うん。してくれる。」
 雅彦がそう言って久仁子の唇を塞いだ。久仁子が何度も頷いた。
 「もういいかな。」
 進がデジカメを置いて麻美を抱き寄せた。
 「またするの。」
 麻美が苦笑した。
 「駄目。」
 そう言いながらも進の手が麻美の襞を探り始める。
 「駄目なわけ、無いでしょ。」
 麻美が進をそっと押し倒し、上から跨って行った。その様子を抱き合った二人が見
詰めている。激しく腰を振り始めた麻美の尻を久仁子がそっと撫でた。
 「ビデオに撮って上げたいくらい。麻美さんって凄く嫌らしいのね。」
 「ふん、何とでも仰い。その内あなたもこうなるわよ。」
 雅彦のアンテナが再びピンと立った。麻美と久仁子も打ち解けた親しさを滲ませて
いる。考えてみたら、今日初めて出会った同士が繰り広げている光景としては信じら
れないことばかりだった。久仁子が雅彦の目を見上げた。
 「ねえ、私もパパとしたくなっちゃった。」
 唐突だが、雅彦はなぜかその言葉を予想していた。そして、母親に対する自分の気
持ちも同時に許されそうな雰囲気にホッと胸を撫で下ろした。
 「僕も、ママとしたい。いいよね、しても。」
 「うん。いいわよ。」
 二人の会話に麻美がビクッとして腰の動きを止めた。
 「ちょっと、勝手にそんなこと決めないで。」
 「あら、駄目。」
 久仁子が笑いながら麻美の尻に手を伸ばした。すぐ隣なのでその手が尻の間に潜り
込む。
 「凄い。ヌルヌルになってる。」
 「ちょっと、駄目。そんなことしないで。」
 麻美が嫌々をした。久仁子の指が無防備な後ろを探ったのである。
 「ねえ、駄目。」
 久仁子が意地悪く聞いた。
 「私に聞かないで。進さんに聞いて。」
 「おいおい、俺に下駄預けるなよ。」
 進が麻美の尻から久仁子の手を払いのけた。
 「考えておく。」
 「狡ーい。」
 久仁子が進の手をつねった。
 麻美がようやく動きを止めた。ゆっくり腰を上げると強烈な匂いが部屋を満たした。
 「お風呂に行きましょうか。」
 立ち上がった麻美に進が頷いた。
 「じゃ、あなた達も一緒に行かない。」
 雅彦がゆっくり身体を起こした。離れ際に久仁子が顔をしかめた。麻美がそっと指
先で確認したが、出血している様子は無かった。
 「大丈夫そうね。お風呂に入っても。」



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