元ヤン介護士の知佳のブログ

当ブログは創作小説及び実話集がメインとなっています。

官能小説『危ない画像』 第5話 益荒男様 作

益荒男様 作

官能小説『危ない画像』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

写真で見慣れた景色 一瞬見えた麻美の茂みは写真の通り黒々としていた。仕方ないと言う表情で立ち上
がった雅彦も裸になり麻美の後に続いた。タオルは麻美が持っていってしまったので
隠しようがない。手で隠すのも変なので、なるべく自然に振る舞いながら浴室に入っ
た。案外小さな風呂場で浴槽も家のと大差なかった。
 「全然石鹸が効かないわ。」
 麻美がサッと身体を流して湯船に浸かった。雅彦も簡単に湯を被って続いた。
 「これじゃ、うちの風呂と大差ないわね。」
 一応向き合って入れる広さはあるのだが、膝を曲げないとお互いにくっついてしま
う。
 「ちょっといい。」
 麻美が立ち上がって姿勢を入れ替えた。今度は後ろ向きにしゃがんで来る。雅彦が
脚を開くとその間に尻を入れてきた。
 「いい気持ち。」
 麻美が寄り掛かって来たので雅彦が慌てて両手を上に挙げた。麻美がその手を自分
の腰に回す。二人の肌が密着した。
 「狭いお風呂も捨てたもんじゃないわね。」
 麻美がそう言ってクスッと笑った。固くなった雅彦が麻美の尻を突き上げたのであ
る。ヌメッとした感触が雅彦を慌てさせた。母親の女の部分に違いないと思った。
 麻美が立ち上がって浴槽から出た。腰を屈めた拍子に写真で見慣れた景色が雅彦の
目の前を横切る。
その部分は昔と変わらないように思えた。
 雅彦が麻美とは目を合わせずに湯から上がった。コチコチになったモノが真上を向
いてしまっていたが、隠せば余計変な雰囲気になってしまう。麻美がチラッと見て、
慌てて目を逸らせた。
 「立派になったわね。」
 「お陰様で。」
 先に吹き出したのは麻美の方だった。
 「何がお陰様よ。あ、そっか、私を見てこんなになったんだ。」
 「うん、だからお陰様。」
 「く、苦しい。笑かさないで。」
 男と女の間では会話の呼吸がとても大切である。もし、ここで会話が途切れると気
まずい雰囲気は避けられない。しかし、雅彦は麻美譲りの軽妙なやり取りを自然に身
に付けていた。それが今、二人を救ったのである。
 風呂から上がった二人が浴衣と丹前を羽織って宿の外に出た。そろそろ夕日が傾き
山の端に消えようとしている。海辺の道を二人が手を組みながら歩いた。麻美が磯に
降りようとした。雅彦が先に降りて麻美の身体を受け止める。その度に麻美が抱き付
いてきた。有り触れた海辺の景色が一生の思い出になりそうだった。
 陽も暮れたので二人が宿に戻った。あらかじめ食事の時間を遅めに頼んでおいたの
である。まだ表が明るいうちに夕食を出されても味気ないことこの上ない。部屋に運
ばれてきた料理は豪華なものだった。雅彦がちょっぴり宿代を心配したが、麻美はそ
んな様子もなく、また特別料理を注文してしまった。アワビの踊り焼きである。二十
センチ以上ありそうな大きなアワビが火に掛けられてクネクネと動いていた。その黒
い姿が雅彦に麻美のあの部分を連想させた。
 「ふふ、何か嫌らしい動きね。」
 麻美も同じことを考えたらしい。雅彦は浴衣の前の膨らみを隠そうと必死だった。
 麻美は決して箸を取ろうとはしなかった。代わりに口をアーンと開けて雅彦にせが
んだのである。ビールも口移しで飲ませてと甘えてきた。雅彦が抱き寄せて唇を重ね
ると麻美が舌を絡めてきた。
 「何か、新婚旅行みたいで楽しい。」
 ようやく口を離した麻美が雅彦のおでこを指先で突きながら言った。
 「来て良かったでしょ。」
 浴衣の胸元がはだけて白い胸が覗いていた。隣に座っている雅彦が見下ろすと乳首
が二つとも丸見えである。ビールが回って来たのか、麻美が膝を崩した。今度は乱れ
た裾から真っ白な腿が剥き出しになり、動いた拍子に黒い茂みまでがチラッと顔を覗
かせた。風呂場で見た時はさほどでもなかったが、こうして浴衣からこぼれる裸は妙
に刺激的なものである。雅彦も素肌の上に浴衣を羽織っただけなので、動いた拍子に
合わせ目から固くなったものが頭を覗かせてしまった。麻美は横目でそれを見たが、
何も言おうとはしなかった。
 「失礼します。」
 女中が膳を下げに来た。麻美が慌てて居住まいを正す。雅彦も浴衣の前をかき合わ
せて自分の席に戻った。
 「ご馳走様、とても美味しかったわ。」
 麻美が膳の下に用意してあったティッシュの包みを女中に渡した。心付けである。
その女中は形ばかりの辞退を見せたが、麻美が重ねて押し付けると案外素直に受け取
った。
 「申し訳けありませんが、本日は清掃のため女性用の露天風呂はご利用出来ません。
他には後二組のお客様だけですので、時間をずらせて男性用をご利用下さい。」
 女中がちょっと間を置いてから付け加えた。
 「でも、その方がおよろしいでしょう。」
 女中は二人の親密な空気を敏感に感じ取ったようだった。
 「ええ、その方が楽しいわね。」
 麻美がニッコリ笑って相槌を打った。
 「お風呂にいらっしゃっている間にお床を述べさせて頂きます。ごゆっくりどうぞ。」
 麻美がサッと立ち上がった。その拍子に黒い茂みがチラッと見えた。女中が一瞬卑
猥な目で雅彦を見た。


 男用の露天風呂だから脱衣所も男用である。幸い誰も居なかったので急いで裸にな
り、内湯の大浴場を抜けて露天風呂に向かう。露天風呂と言っても屋根付きで岩をく
り抜いただけの浴槽が裸電球の下で湯気を立てていた。目の前は海で波の音だけが聞
こえている。あちこちに漁船らしい灯りがまたたいていた。
 「ねえ、さっきの女中さん、何か勘違いしたみたいだね。」
 並んで湯に浸かりながら雅彦が言った。
 「どう言う風に。」
 麻美が振り向いた。
 「だって、ママ、浴衣の下に何も履いてないとこ見せちゃうんだもん。」
 「あら、見えてた。」
 「うん、ママ、毛深いから目立つんだよ。」
 「そうなの。水着を着る時なんか大変なのよ。お毛々がはみ出しちゃって。」
 麻美が指先で摘んで見せた。つられて覗き込んだ雅彦が慌てて顔を背けた。
 暫くすると麻美と同じような年配の男がタオルで前を隠しながら近付いて来た。す
ぐ後から高校生位の女の子が付いてくる。こちらは全然隠していなかった。浴槽の縁
まで来た女の子が雅彦達に気付き、慌てて両手で前を隠した。その仕草がおかしかっ
たので麻美がケラケラ笑った。
 「失礼します。」
 男が湯を被って麻美の隣に入って来た。
 「どうぞ、ご遠慮なく。」
 麻美が雅彦の方に寄った。女の子もサッと身体を流してから男の横に滑り込んだ。
考えてみたらお互いに不釣り合いなカップル同士だった。
 「お嬢さんですか。」
 麻美が聞いた。
 「ええ。」
 男が面映ゆそうな顔で答えた。
 「これは息子です。」
 麻美が雅彦を指差した。
 「お互いに、親子で混浴という訳ですね。」



<< Back / Next >>


愛と官能の美学
黒い茂  image
image





これまでの Shyrock様 投稿作品一覧

お読みになられたご感想をこちらの掲示板にお寄せください。








A married woman who feels sexually excited

|Kaede's Room
Kaede
Kaede image
画像はクリックしていただくと拡大します。
最近感じるのは、廃墟とヌードファンが多いこと、、、。んで、ちょっと涼しそうな廃墟画像をピックしてみました。ひんやりした感覚、ひっそりとしてて、鳥や、虫の鳴き声、そしてシャッター音。感想お待ちしてます。(^^♪
×

非ログインユーザーとして返信する