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官能小説『危ない画像』 第6話 益荒男様 作

益荒男様 作

官能小説『危ない画像』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

色情の熱い夜 「ええ、女性用は清掃中ですって。」
 「らしいですね。」
 四人が黙って湯に浸かっていると、また一組、中年の夫婦らしい客が入ってきた。
女中の話からすると、これが今晩の泊まり客全てと言うことになる。雅彦が場所を空
けるために横にずれた。娘と父親も同じように横に移動する。反対側の縁で雅彦と女
の子が肩を並べることになった。お互いに相手の身体をチラチラ横目で窺っていた。
 雅彦達の正面に後から来た二人が入ってきた。一瞬見えた女の股には毛が一本も無
かった。女の子が珍しそうに覗き込んだので女が顔を赤らめて手で隠した。雅彦は女
の子の注意が正面の女に向けられている間にその子の身体を観察した。胸は小さめだ
が乳首は麻美より大きい。女の子も毛は薄く、クッキリ入った溝が印象的だった。
 雅彦の視線に気が付いた女の子がちょっと恥ずかしそうな顔をした。それでも嫌が
っている表情ではない。ニコッと笑った目が雅彦の前に注がれた。今度は雅彦が顔を
赤らめた。
 「お先に。」
 麻美が雅彦を促して湯から上がった。雅彦が湯から出ると女の子の視線が腰の辺り
絡み付き、すぐに顔を背けた。
 浴衣を羽織りながら雅彦は腑に落ちない気持ちで一杯だった。
中年の夫婦らしいカ
ップルはともかく、父親と一緒に入ってきた女の子が殆ど自分の裸を気にしている様
子を見せなかったからである。父親の方も娘の裸を他人、それも若い男の子の目に晒
しても平気なものだろうか。そう言えば麻美も、娘の父親も自分の身体を全く隠そう
とはしなかった。偶然出会った同士ならもう少し違った態度を取ってもいいような気
がした。
 首を捻りながら部屋に戻った雅彦がノートパソコンを携帯に接続してメールをチェ
ックした。圭子からの返事は届いてなかった。雅彦が友達にメールを書いていると麻
美が布団から手招きした。
 「もう寝ない。」
 麻美は浴衣を脱いで裸のまま布団に入っていた。二組の布団はピッタリくっつけて
敷かれている。多分、先程の女中が気を利かせたのだろう。
 「まだ八時じゃない。もうちょっと。メール書いてからね。」
 「うん、いいわ。でも、先に寝ちゃうかもよ。」
 雅彦が友人からのメールに返事を書いていると麻美が寝息を立て始めた。起きる様
子がないのを横目で確かめた雅彦が麻美の写真を画面一杯に映し出した。このまま麻
美と一緒に寝ると困った状態になりそうなので、その前に自分で始末しようと思った
のである。その部分が大写しになったものを次々に開き、固くなった前を思い切り握
りしめた。ギリギリまで我慢してトイレに駆け込む積もりだった。
 「ふふ。」
 耳元で麻美の声がしたので雅彦が慌てて振り向いた。いつの間に起きたのか、麻美
が肩越しに画面を覗き込んでいた。
 「雅彦もこう言う写真見るようになったんだ。でも、凄いわねえ。ぼかしも何も無
しで、しかもこんなドアップ。どこで手に入れたの。」
 慌てた雅彦が写真を閉じた。
 「駄目、もうちょっと見せて。」
 麻美が雅彦の肩に手を掛けて揺すった。
 「参ったなあ。」
 雅彦が左手で顔を撫でながら、もう一度写真を開いた。言われるままに開く写真の
全てがその部分のドアップばかりだった。
 「ねえ、これ、同じ人の写真よね。」
 麻美はまだそれが自分の写真だとは気付いていない。雅彦が次の写真を開いた途端、
思わず目をつぶった。開いた脚の向こうに麻美の顔が写っていたのである。
 「ちょ、ちょっと。これって、もしかして、私。」
 雅彦の肩に置かれた麻美の手に力が入った。雅彦は振り返ることが出来なかった。
 「ねえ、こんな写真、どこにあったの。あ、パパのパソコンか。」
 雅彦は何も言えず、じっと画面を見詰めていた。
 「そう言えば、昔、まだパパと結婚する前だけど、パパがポラロイドで恥ずかしい
写真沢山撮った覚えがあるわ。これ、その時のだわ。」
 「これ、ママが幾つの時。」
 「確か二十歳か二十一位よ。」
 「全然変わってないね、ママ。」
 「ちゃんと見てもいないくせに、お世辞なんか言っちゃ駄目。」
 言ってしまってから、麻美がハッとしたように口をつぐんだ。重苦しい沈黙の後で、
麻美が雅彦の両肩に置いた手を揺すった。
 「マーちゃん。」
 そんな呼び方は子供の時以来だった。
 「ねえ、もう一度。最初から全部見せて。」
言われた通り、雅彦が最初から写真を開いて行った。前半は顔が写ったもの多い。
雅彦が上半身の写真が出たところで動きを止めた。
 「この写真のママが一番きれい。」
 麻美が耳元で溜息をついた。
 「本当にそう思う。」
 「うん。」
麻美が雅彦の耳たぶを軽く噛み始めた。
 「そんなこと言われたら、マーちゃんが欲しくなっちゃうよ。」
 雅彦は答えられなかった。下半身は既に母親が欲しくて我慢出来ない状態になって
いたが、心のどこかで、そんなことしたらママがママじゃなくなってしまう、と言う
自制の気持ちが働いていた。
 「マーちゃん、経験ある。」
 麻美が耳元で囁いた。雅彦が首を何度も横に振った。
 「そっか、初めてがママじゃマズイかな。」
 また雅彦が首を横に振った。
 「嘘、マーちゃんはそれでもいいの。」
 今度は首が二度、縦に振られた。
 「経験したいから、それだけじゃないよ。」
 雅彦がボソッと言った。
 「この写真見てから、ママがどうしようもなく好きになっちゃったんだ。」
 雅彦がもう一度麻美の上半身が写った写真を画面に呼び出した。
 「私、もう、こんなに若くないよ。」
 雅彦はほっぺたに生暖かいものを感じた。麻美の涙だった。
 「見せて。」
 雅彦が小さな声で呟いた。
 「え、何を。」
 「今のママが見たい。」
 「本気。」
 「うん。ママが見たい。」
 「これとか、他の写真みたいに、全部見たいの。」
 「うん。」
 「見るなら覚悟してね。見た後で嫌だなんて言ったら、承知しないわよ。」
 「分かってる。」
 「マーちゃんに見せちゃうのか。」
 麻美が雅彦の耳元で笑った。
 「じゃ、ちょっと待って。」
 麻美が雅彦の首に回していた腕を解いた。サラサラと浴衣を脱ぐ音が聞こえた。


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すー
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40歳の妻と55歳の夫の熟夫婦です。子供たちが親離れをしたので夫婦で出かける機会が増えてきました。混浴温泉が大好きな夫に連れられて、妻は仕方なく温泉に入り、記念写真まで撮られてしまいます(^^ゞ
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