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官能小説『蛇の毒』 第7章 一つに

益荒男様 作

官能小説『蛇の毒』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。

生理の出血 「ふうん、その子、初めてだったんだ。」
 「うん。僕もそれが初めてだって思うようにしてる。啓輔の姉さんとのことは自分
でした訳じゃないし。」
 「その後、麻紀子さんとはどうなったの。」
 「一週間くらいしてからもう一度二人で山に行ったんだ。」
 「その時もしたの。」
 「うん。まだ少し痛いって言ってた。」
 「今は。」
 「麻紀子さん、随分悩んだみたい。僕とは一年近く付き合ったんだけど、最終的に
親の言うとおりに結婚しちゃった。卒業式の日に二人で泣きながら抱き合ったのが最
後で、それからは一度も会ってない。」
 「その麻紀子さんって子、可哀想な気もするけど、よっぽどいい家のお嬢さんなの
ね。」
 「そうみたい。相手の人も大会社の社長の息子だって。どこの会社だかは教えてく
れなかったけど。」
 「行く行くは社長夫人って訳ね。でも、話し聞いてたら、栄治は初めてでも上手に
やったみたいね。」
 「うん。自分でもそう思う。だから姉貴だって大丈夫。」
 「そう言う訳にも行かないわよ。」
 「どうして。口でするのも、入れるのも一緒じゃない。」
 「違うわよ。口で舐めても何もないけど、入れちゃったら子供が出来るかも知れな
いし。」
 「じゃあ、ほんのちょっと入れるだけ。それならいいでしょう。」
 「入れるだけね。ちょっとだけならいいかも。でも、一度だけよ。」
 栄治がズボンを脱いで靖子に近づいた。膝を開いた靖子が栄治の腰に手を回した。
 「約束して。中に出さないで。」
 「分かってる。」
 栄治が先ほど舌の先で確かめた場所に先端を宛った。少し力を入れて押すとスルッ
と後に逃げてしまう。もう一度試すが、今度は上に逃げてしまった。
 「それ、気持ちいい。」
 靖子が尻を持ち上げた。先が引っ掛かったような感じになる。栄治が覗き込むと三
分の一位埋まっているのが分かった。
 「痛かったら言って。」
 栄治が腰を送り込んだ。抵抗はあるが、少しずつ確実に入って行く。
 「大丈夫。」
 栄治の問いに靖子が何度も頷いた。
 「ちょ、ちょっと痛い。」
 靖子がそう言ったときには既に先端が飲み込まれていた。
 「どんな感じ。」
 「何か引きつってるけど、我慢できない程じゃないわ。入ったの。」
 「まだ。先っぽだけ。でも、そんなに無理な感じはしないよ。」
 「ほんと。」
 靖子が手を伸ばして確かめた。
 「ほんとだ。入ってるわ。」
 「もうちょっと入れていい。」
 「うん。でも、そっとね。」
 いつの間にか雨がやんでいた。小川の水は相変わらず凄い勢いで流れている。雲が
切れたのか、再び辺りが明るくなって来た。
 「あ、」
 靖子が呻いた。
 「ごめん、痛かった。」
 「大丈夫。入ったの、全部。」
 「うん。しっかり根元まで。」
 再び靖子が手で確かめた。
 「ほんと、あんなのが入っちゃうんだ。」
 「痛くない。」
 「ちょっと。でも、大したことない。何だか呆気ない感じ。」
 「血、出てるかな。」
 「そんな感じはしないわ。そうやってじっとしてれば全然痛くない。」
 「姉さん、ほんとに初めて。」
 「勿論よ。ここ触らせたり、舐められたのだって栄治が初めてなんだから。栄治の
方は気持ちいいの。」
 「うん。」
 「私はあんまり感じないなあ。舐めて貰った方がいい。」
 「最初だからじゃない。ママなんか、凄い気持ちよさそうだよ。」
 「やだ、あんた見たことあるの。」
 「うん。何度も。」
 「いつ。」
 「小 学 校三年までママと一緒に寝てたじゃない。時々夜中にパパが来たんだ。僕が
眠ってると思って抱き合ってたんだ。」
 「ふうん。どんな風にしてたの。」
 「こんな感じの時もあったし、ママが上になってることもあった。」
 「ママ達も舐めたりしてた。」
 「うん。ママが今日は駄目って言った日は、ママがパパのをくわえてた。」
 「ああ、きっと生理だったんだわ。」
 「姉さん、生理はいつ。」
 「もうすぐだと思う。明日くらいかな。」
 「だったら、中に出しても平気じゃない。確か本にそう書いてあったよ。」
 「だと思うんだけど、自信ない。」
 「じゃ、やめて置こうか。」
 「うん。」
 二人は三十分くらいそのままの姿勢で抱き合っていた。動かなくても一つになって
いると言う実感ははっきりしている。ようやく栄治が腰を退こうとした。
 「抜くよ。」
 「うん。そっとね。」
 最後の瞬間に栄治がスルッと吐き出された。
 「あ、」
 靖子が声を上げた。
 「痛かった。」
 「ううん。何だか気持ちよくなりそうな感じだった。」
 「もう一度試す。」
 「一度きりの約束よ。」
 体を起こして栄治の方に口を寄せた靖子が思わず叫んだ。
 「血が付いてる。」
 言われてみると確かに先端にうっすらと赤いものが付いていた。
 「何か違う感じ。」
 靖子が指で自分の体を探った。
 「何が違うの。」
 「出血したんじゃなく、生理が始まったみたいってこと。」
 「だったら、大丈夫じゃない。」
 「そうね。」
 二人が顔を見合わせた。
 「もう一度、しようか。」
 靖子の方がそう言った。
 「うん。」
 「でも、ここじゃお尻が痛いから、おうちに帰ってしない。」
 「いいよ。そうしよう。」
 戻りの方が更に大変だった。雨に濡れた丸太がツルツル滑るのである。たった五メ
ートルの距離を十分以上掛けて靖子が梯子の上まで辿り着いた。今度は栄治が先に下
りて待ちかまえた。
 梯子の下りは案外すんなり行った。下りてきた靖子の尻を栄治が下から撫で上げた。
 「もう、エッチ。」
 家に戻った二人は腹ぺこなのに気が付いた。
 「ねえ、先に何か食べない。」
 靖子がそう言ってカップラーメンを二つ並べた。
 「そうだね。そうしよう。」
 靖子がカップラーメンにお湯を注いぐ。
 「ラーメンもちょっと飽きてきたね。」
 栄治が箸で麺を解しながら言った。
 「うん。明日は何か作ろうか。」
 「そうしよう。」
 あっと言う間に食べ終わった二人が二階に上がり全てを脱ぎ捨てた。
 「ちょっと待って。」
 靖子がシーツの上にバスタオルを敷く。脱いだ下着が赤く染まっていたのである。
 「ひどくなって来たけど、いい。」
 靖子が生理の出血を気にした。
 「全然。姉さんのなら、何だって平気だよ。お尻の穴だって舐めたんだから。」
 「そう、舐められちゃった。でも、お尻でも変に感じちゃうのね。」
 靖子は丁寧にティッシュで拭ってから布団の上に横になった。
 「いいわ。」
 並んで横になった栄治が指先で探る。
 「乾いちゃってる。」
 「今拭いたばかりだもの。」
 「舐めて上げようか。」
 「駄目、汚いから。」
 「平気だよ。」
 「駄目。手で触って。」
 姉弟だから元々気心は知れてる。年頃になって少し離れていた気持ちが一旦近付い
てしまうと後はかなり開けっ広げな空気が二人の間に漂っていた。触り始めてすぐに
栄治の指が滑り始めた。
 「行くよ。」
 靖子が黙って頷き、膝を大きく広げた。栄治が手で宛って前後に滑らせ始めた。
 「うん、それ、いい気持ち。」
 栄治は先端が少し赤く染まったが気にせずに動きを続けた。
 「あう、」
 栄治が滑り込むと靖子が声を上げた。
 「痛い。」
 栄治が動きを止める。
 「ちょっと。でも痛いだけじゃないの。さっきより気持ちいい。」
 「じゃ、もう少し。」
 栄治が更に深く送り込むと靖子が両脚を腰に絡めた。
 「この方が痛くない。」
 「動いていい。」
 根元まで押し込んだ栄治が聞いた。
 「うん。でもゆっくりね。」
 生理の出血のせいかも知れない。栄治はさっきよりも動きやすいと思った。ゆっく
りと腰を退き、先端が外れる直前でもう一度奥まで押し込む。これを繰り返している
と更に動きがスムースになって来た。
 「違う、違う。」
 靖子が思いきりしがみついてきた。
 「何が違うの。」
 「さっきと全然違う。ずっと気持ちいいの。」
 栄治は姉との関係が一生続くかも知れないと思い始めた。すぐに栄治は達してしま
ったが、そのまま動きを止めようとはしなかった。靖子は気付かなかったらしい。目
をつぶり、眉を寄せて自分もぎこちなく腰を動かしていた。
 三度続けて達した栄治がようやく固さを失い始めた。靖子の体が外に押し出す。全
体がピンク色に染まっている姿を見て靖子がティッシュで拭き始めた。
 「凄い色。あんたのも混じったからね。」
 「うん。凄くよかった。姉貴は。」
 「私も。人に聞いた話じゃ、最初から気持ちよくなることなんて無いらしいんだけ
ど。」
 「ねえ、これ。絶対に秘密だよね。」
 「勿論よ。特にママとパパにはバレないように。」
 「でもさあ、僕たち二人きりで何日も一緒に泊まって、こう言うことが起きる心配
しなかったのかなあ。」
 「ここ暫く、あんまり仲良くなかったからね、私たち。」
 「そうだね。姉貴、突っ張ってたから。」
 「認める。確かに突っ張ってた。それに、栄治がだんだん男に見えて来てたから、
そのせいもあったのよ。あんたのオナニー見たときだって、本当はドキドキだったん
だから。」
 両親が来るのは四日後だった。その晩も靖子は栄治を受け入れた。出血は更にひど
くなっていたが、栄治は全く気にせず、風呂上がりの靖子を口に含む程だった。
 明日は両親が来るという二人だけの最後の晩、靖子が栄治の上で体を硬直させた。
出血も殆ど止まり、上から靖子が跨っている時のことだった。
 「だ、駄目ーっ、」
 そう言いながら靖子が激しく腰を栄治にぶつけ始めた。栄治が両手で乳首を摘んだ
直後だった。予期せぬ靖子の動きに栄治は呆気なく登り詰めてしまった。それでも靖
子は狂ったように腰を振り、一際大きく叫ぶと体を目一杯後ろに反らせてビリビリと
腰を震わせた。靖子がリズミカルに栄治を締め付けた。
 「凄かった。男と女が何でセックスするのか、分かった気分。」
 ようやく落ち着きを取り戻した靖子がそう言って何度も栄治に口付けした。
 「そんなに気持ちよかったの。」
 「うん。体がフワーッとなって、ここがジンジン痺れちゃった。」
 靖子がつながっている所に指を当てた。
 「あ、また変になる。」
 靖子が指先を激しく動かし始めた。
 翌朝、靖子は町まで買い物に下りた。ついでに家に電話して両親が来るかどうかを
確かめた。
 「栄治、帰ったわよ。」
 靖子が隠れ家に呼びに来た。
 「お焼き買ってきたから食べない。」
 「うん、行く。」
 小屋から下りてきた栄治に靖子が言った。
 「ねえ、パパ、急に仕事が入って来れなくなったんだって。」
 「やっぱりね。で、ママは。」
 「ママは来たいって。だから、夕方、駅まで迎えに行くわ。」
 「何だ、ママ来るの。」
 栄治は二人とも来ないことを期待したようだった。
 「そうなのよ。ま、暫くお預けね。」
 「何日位いるのかなあ。」
 「来週末にパパが来るみたい。それまでいるんじゃない。」
 「え、一週間以上じゃない。」
 「我慢、我慢。それとも二人でどっか行く。」
 「どっかって。」
 「買い物に行くとか、山に行くとか理由つけてさ。」
 「でも、それじゃ出来ない。」
 「馬鹿ねえ、こっそりホテル行っちゃえばいいのよ。」
 「あ、そっか。」
 「でも、今までみたいには無理よ。」
 「分かってる。」
 栄治が靖子の体を抱き寄せた。
 「ねえ、まだ時間あるよね。」
 「うん。」
 暫くお預け。同じ思いの二人が床に崩れ落ちた。


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Kae, バイブ苦手なんですよ~! 音と近づくと空気の振動を感じるのかなあそこレーダーが、、敏感? 自分では動かせない、、ダメダメ!恥ずかし~! Kaeのお尻、、よそのBlogに何人か移動した?
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