元ヤン介護士の知佳のブログ

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官能小説『ただいま』 第13話 恋歌様作

恋歌様作


官能小説『ただいま』

Shyrock様のご許可を頂き掲載させて頂いております。


姉弟せっくす 「でも姉さんはそれが具体的どんなことか知らないでしょ?だから狙われてもその場
まで判らないんだよ。今日、へんな店に連れ込まれたのも、この前、電車でへんなも
のを掴まされたのも、そのさらに前に夜道でへんなものを見せられたのも―――
 その対抗上の基礎知識として今日特別に僕が教えてあげるよ」
 優しく囁きながらも聖一は結構本気であり、そのぶんたいへんであった。自分の服
を脱ぎながらも柔らかく姉の服も剥ぎ取っていかねばならないのだ。安心させるため
の笑みに脂汗が数滴流れていた。
「でも、いやらしい事って……いつも言っていた“せ、せっくす”なの?」
「ま、そうもいうね」
「“せっくす”って姉弟でやっちゃいけないんじゃなかったかしら」
 ぼけているようで意外に常識はある姉であった。ま、そりゃそうだ。
 弟の脂汗が倍化する。しかし、ここで諦めては長年の――
「そうだよ。だからそれがどんなのか教えるだけさ。最後まではやんないよ。安心し
て」
「そ、そう?」
 弟の大嘘に姉の抵抗が止まる。何と都合の良い姉であろうか。今の状況のおいしさ
に不純な弟は涙すら出そうだった。が――
「でも、具体的に教えてくれるってことは、せいちゃん、せっくすをしたことがある
の?」
「ん……ま、まあ、ちょっとね――」
 ほんとはたくさん――優しい担任女教師から始まって、学校やクラブの先輩後輩多
数。街で声をかけてくれたお姉様、恐喝にきたのを逆に食べちゃったヤンキー娘、お
小遣いまでくれたOL、腰が抜けるほどタフだった主婦、本当に上手だったおばさま、
その他もろもろ――
「まだ十六才なのにぃ?」
 上は五十六才から下は十二才まで――
「最初はキスからだよ!」
 天然ぼけのくせに鋭い――いかがわしい弟のいかがわしい過去を次々に暴こうとす
る姉に、弟は急いで実力行使に出た。
「あ…」
 全裸の姉を押さえつけ――抱きしめ、強引に唇を奪う。殴るように刺しこまれた舌
にこれがファーストキスの姉が抗えるはずもない。
「う…ううっ…」
 もうここまで来たらあとは一気呵成にいくまでである。男とはそう言うものだ。最
愛の女である以上、たとえそれが血のつながった姉だとしても――
 弟は今までの――豊富な――経験の成果を全て駆使し、その口と舌と歯で、姉の口
腔を丁寧に吸い、執拗になぶり、甘く噛み締めた。
「……」
 初心な姉はそんな弟のキスに酔ってしまう。ファーストキッスでここまでされれば
無理はあるまい。まして弟は経験も豊富にあり、それ以上に“本気”だったのだか
ら。
 ようやく唇を離した弟への一声はあえぎとしか聞こえないものであった。
「ああ…せいちゃん…なんか――お姉ちゃん、へん…になっちゃった…」
「いいんだよ。姉さん。姉さんは綺麗なんだから」
 脈絡はないが、うっとりと目を細め頬を染める姉を見た本音を呟く弟であった。ま
して、それが自分のキスによるものとあれば…
(ああっ!あちこちの女で練習しといてよかった!努力ってむくわれるんだ!)
 不純に感動した弟は欲情に耐えきれずそのまま顔を下げる。目の前に夢にまで見た
――よく入浴や寝姿は覗いていたが――姉の豊満なおっぱいが世界一杯に広がった。
「いやん、せいちゃん。おっぱいにそんな…赤ちゃんみた――はうっ!」
 欲望のままに弟は姉の乳房にむさぼりついた。動機は不純でも姉を想う心は純粋
で、かつ技は百戦錬磨である。夢中であっても“つぼ”をはずすわけがない。
「い、いやあ…そんな…舐め――ないで…こんな…初め…てよ――お姉ちゃん、おか
しくな…ちゃ…う…」
 弟の口が右乳房を一杯に頬張り、舌が乳首を弄ぶ。手は空いた左乳房を握り――
じっくりと丁寧な愛撫を行った。
(あせっちゃいけないんだ。姉さんにとっては初めてなんだし、僕にとっても姉さん
は“初めて”なんだから…)
 弟は自分にそう一生懸命言い聞かせながらも、手と指と口と舌を乱暴なまでに動か
す。“やりすぎかな”とも思うのだが、姉が敏感に反応してあえぐ声を聞くと、わ
かってはいてもより一層力が入ってしまうのだ。
「あ、ああああああ、ああああっ――――!」
 その時は意外なまでに早く来た。姉の裸体が紅く染まり、同時に微妙な痙攣が始
まったのだ―――胸への愛撫だけで姉が絶頂寸前までいったのである。
 弟は慌てた。
(まずい!これで終わってしまっては、下手したら醒めちゃうじゃないか!)
 急いで口と手を――惜しいながらも――離し、姉の裸体の沈静化を図る。それでも
じたばた感じていた姉であったが、やがて少し静かになった。“え?終わり?”と目
が言っているような気がしたのは弟の願望であろうか。
(難しいなあ。いかせてはならず、その寸前まで盛り上って、そこからじらして――
だもんなあ)
 真剣に悩む弟であったが、身体はちゃんと動いている。すうっと顔を下げ――
「え?なにをするの?せいちゃん。そんな恥かしいとこ――」
 慌てて両腿を閉じようとする姉より、わずかに早く弟は、そのかぐわしい股間に頭
を入れた。もちろん、ここで姉に“恥かしい”と陶酔を醒まさせてはいけない。だか
らここは一気にいくしかない。
「やめて!そんな、汚いわあっ!」
 真っ赤になって叫ぶ姉の悲鳴を、むしろ心地よいものとして弟はその股間の薄い叢
の下へ、ずぶりと舌を刺し入れた。姉の――一度として汚された事のない――美しい
秘肉が、弟の熱い――百戦練磨の――舌に初めて犯される。姉は羞恥の絶叫を、弟は
会心の微笑を同時に放った。
「せいちゃん…や、やめ…そんな汚い――恥かしいとこを…ああん…舐めちゃ…いや
あ…ああん…」
 騒ぎ悶える姉だが弟は両手で固く姉の両腿をロックして離さない。舌を一心不乱に
動かし続ける。ここまでくると技巧うんぬんではない。純粋に姉への口姦へ没頭して
いたのだ。
 そして最初から十分湿っていた姉の秘肉がわずかな間に牝蜜を涎のように垂らしだ
した。“今だ!”と悪い弟は思った。
「姉さん!」
 にわかに体を起こし、姉の上に腰を合わせて覆い被さる。何十人のよその女を泣か
せたその肉棒はすでに直線と化していた。
「気持ち良かっただろ?」
「あ……う…ん」
「もっと気持ち良くしてあげるね」
 弟は狂暴な肉棒をとろとろの姉の秘肉にあてがった。今なら簡単に入るはず――し
かし
「だ、駄目ぇ…それって本当の“せっくす”じゃない…あたし達、姉弟なのよ…」
 そう言って姉の腰が逃げようとする。日頃、ぼけている分、こんな状況でもそれな
りの理性が残っているのか!――と絶叫したい弟であったが、ここは我慢である。も
うひとおしなのだ。









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