元ヤン介護士の知佳のブログ

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官能小説『秘愛館“睡蓮亭”』 第11話 (最終話) 恋歌様作

中年男が横になり、娘がそれにまたがる 「おはようございます。宏美様。良い朝でございますわね。昨夜はゆっくりお休みに
なられたようで――ああ、あちらのお客様は大丈夫ですよ。毎度のことです。SEXの
最中は電話が鳴っても気づかないくらい熱中するお二人ですから」
 にこやかに言われてもああそうですかとは言えない状況である。声も出せずにあた
ふたする宏美の浴衣の袖を女将が引いた。抵抗も出来ずにそちらへ引っ張られる。や
や離れた――しかし、ばっちり覗け、しかも声もはっきり聞こえる距離で女将はと
まった。
「あの方は関西の実業家でして、お嬢様と月に一度は必ずいらっしゃる常連ですの。
奥様は早くに亡くなれたそうで後は父娘水入らずというところでしょうか。お名前は
――」
 宏美の視線の先で中年の男が娘の股間から顔を上げた。その顔を見た宏美の脳裏に
“まさか――”という自分の呟きが他人のもののように響く。知っている顔だった。
それもかって成幸以外に唯一身体を許した――
「なぜ、私にそんなことまで説明するのですか」
 我ながら硬い声である。宏美は今、自分が感じているのが、また考えているのが何
か自分でも理解できなかった。懐かしさでもなく、怒りでもなく、そして悲しみでも
なく――
 実際、懐かしいどころかたった今まで十数年思い出しもしなかった存在である。宏
美の人生にとっては重要ではあったはずだが、正直言って成幸が産まれてからは完全
に忘れていた。当然、今は怒りも悲しみもない。
 だから、ただ、この男が自分と同じ名を娘につけて呼んでおり、そして、今、その
娘の裸体に宏美が見た事のあるはずの肉棒を硬くしていると言う事実だけが目の前に
あるのである。
「たしかにお客様のプライバシーに触れる事は当旅館ではルール違反ですけどね。で
もあちら様がそのルールを無視して宏美様の事を昨夜しつこく聞きにいらしゃいまし
て、ついその事を思いだして独り言を言っただけですよ。ああ、ご安心下さい。あち
らへはお二人は仲の良い姉弟だと説明しておきましたから」
 女将は噂話でもするように言った。きっと全てを判っているのだと確信はしたが、
その好意に甘えて宏美は気づかないふりをすることに決めた。
 二人の視線の先で中年男が横になり、娘がそれにまたがる。意外にすんなりと入っ
たようですぐに娘が乱暴に動き出した。それがあまりにもあけすけにリズミカルで、
またその肌の黒さから宏美には黒兎が跳ねているのを連想した――自分と同じ名の恥
ずかしさで一杯だった少女が、あの時は精一杯だった愛を受けとめているようには見
えなかった。
「ちなみに宏美様とはお知り合いですか?」
「いいえ」
 我ながら驚くほどに間髪を入れずに答えられ、思わず笑ってしまった。それを見て
女将も笑う。宏美がたった今、行った人生の選択を祝福するようににこやかに笑っ
た。
 ふいに二人の傍らの霧が割れて男が現れた。レスラーのような逞しい体格で、思わ
ず宏美が女将の影に隠れてしまったほどに威圧感があった。
「なんだ。母さん。こんなところで散歩かい?」
 男の声は外見のわりにに穏やかであった。ランニングシャツに短パン、ジョッキン
グシューズと言う格好である。全身の汗やはずんだ息でランニング中だったのは宏美
にも判った。ひょっとしてこれがパンフレットに出ていたと言うここのインストラク
ター兼女将の息子なのだろうか。
「あら、ちょうどいい時に来たわね」
 女将は上品に微笑み――なんと自分の浴衣の帯に手をかけた。宏美が理解する暇も
なく帯が下に落ち、張りつめた――絶対に実際より二十年は若い見事な女体が露にな
る。
「ええっ!またかい。明け方に二度したろう。俺、トレーニング中なんだけどなあ」
「ちょっといいことがあったのよ!いいから早く!」
一変したように女将があせった声を出した。半分脱いだ浴衣を下に、自ら傍らの草の
上に横になる。豊かな股間の茂みに女蜜が光っているのが宏美にも見えた。男が口と
は裏腹に実に嬉しそうに下着もろとも短パンを脱ぐ。すでにかちんかちんになって、
まるで握り拳を思わせるような、宏美が見たこともないサイズの肉棒が飛び出た。そ
してその逞しい身体が宏美の目の前で熟れた実母の身体を組み敷く。
「あの、わたし、この子とする時はかなりあさましく乱れますの。蔑すまないでくだ
さいね。宏美様」
 息子の下から女将が艶然と笑った。前戯もいらないかったらしい。すぐにも息子の
腰が突き出され、あんなに逞しい肉棒がすでに濡れきっている女将の秘襞にぐさりと
打ち込まれる。宣言通りの艶やかな嬌声が女将の口から薄霧の中へ鳴り響いた。その
まま息子の腰が波のようにゆっくりと、しかし力強く前後に動き、その肉壺をえぐら
れるような快感に女将は獣のような声を上げてよがり狂う。
 宏美はもう我慢できなかった。挨拶もそこそこに駆け出す。そう、自分のもののと
ころへ――


 エレベーターを使って四階についた時、宏美の股間はすでに滴るほどに濡れてい
た。それが立て続けに目撃したSEXによるものなのか、あの男の今の現実に興奮した
せいなのかは宏美にも判らない。今、判っているのはただ最愛の人の-―成幸の固い
肉棒と熱いミルクをたっぷりとこの身体に味わいたい――ただそれだけである。
 “葵の間”の鍵を右手で開けながらも、左手が無意識のうちに浴衣の帯をほどこう
とする。ドアを開け、部屋へ駆け込むと同時に両手がパンティの裾を引き千切り、浴
衣の前をはだけた。最愛の息子が溺れきっている見事な裸身が露になるが、それを気
にする余裕などない。そのまま寝室に駆け込み、視界に望んだものを見つけた。
 成幸はまだ眠っていたが、浴衣の裾からはっきりと起床する下半身が見えた。宏美
はそこへ倒れこむようにすがり、硬直した肉棒を一口で咥えこむ。いつもと同じはず
の少年の匂いと味がたっぷりと舌から全身に広がった。
「え・・」
 暖かい濡れた感触に成幸が目を覚ました。そのまま寝ぼけ眼で見まわし――かって
ないほど真剣に息子の肉棒をしゃぶっている母親を発見する。軽い驚きを感じた。
「どうしたのさ。お母さん。朝なのに自分からしてくれるなんて」
 そうなのだ。今まで二人の朝のフェラチオは常に息子の命令で行われていたのであ
る。宏美の内心はどうあれ、母から自発的にやった事はかってなかった。
「・・うぐ・うん・・。ちょっとね。いい事があったのよ」
 肉棒から口を外して宏美は笑った。屈託のない、しかし息子が瞬時に肉棒を最大限
なまでに硬直させたくらい淫らな笑みだった。
「あら、急に大きくなったわ」
「・・お母さん・・」
「これだけあれば十分ね。ねえ、ちょうだい。成幸」
 宏美はねっとりとした動きで成幸の身体にまたがった。息子の身体にかかっただけ
の浴衣をはぎ、精力的な若い身体を剥き出しにする。惚れ惚れするくらい綺麗なくせ
にすでに逞しさが芽生えてかけている男の裸だった。
「ねえ、お母さんのこと好き?」
 形の良い胸にキスしながら宏美は囁いた。予想外の展開に成幸は驚いたが、ややお
いてから下から母の身体を優しく抱きしめる。
「もちろんさ。お母さんが僕の最愛の女だよ」
「本当?ずっとそう?これから先も、ずっとわたしだけ?」
 すがるようにして言う母親の表情を成幸は何よりも可愛らしく思った。
「そうだよ。お母さん。僕にはお母さんだけだよ」
 成幸の手がほとんどはだけている宏美の浴衣を脱がす。一万回でも絶賛したい母親
の肉体が直接熱い体温をもって息子の上にかぶさった。
「じゃあ、ちょうだい――」
 息子にはたまらない笑顔のまま宏美は軽く腰を動かした。それだけで大き目のはず
の成幸の肉棒が優しく宏美の秘裂に入ってしまう。成幸はやや驚いたが、かってない
ほどに濡れそぼった絶妙な肉壺の感触にたまらず声を上げた。
「ずっとよ。ずっとしてね。お母さんは成幸以外何もいらないから――何よりもあな
たを愛しているから」
 宏美は祈るように呟いた。同時にほとんど無意識に腰がゆるやかに動き出す。
 何度味わっても新鮮な快感が母と子の全身に広がってゆき、同時に酔うような幸福
感が二人に染み込むように満ちていった。
 やがておきた純粋で可愛い声と音は一組の母子の将来を祝福するかのように朝の空
気を長く長くふるわせ続けた。





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40歳の妻と55歳の夫の熟夫婦です。子供たちが親離れをしたので夫婦で出かける機会が増えてきました。混浴温泉が大好きな夫に連れられて、妻は仕方なく温泉に入り、記念写真まで撮られてしまいます(^^ゞ
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