元ヤン介護士の知佳のブログ

当ブログは創作小説及び実話集がメインとなっています。

官能小説『蛇の毒』 第4章 とんでもない初体験

益荒男様 作

官能小説『蛇の毒』

この小説はShyrock様のご許可を頂き掲載しています。


握りしめたものをパックリとくわえた 中学三年の時、栄治は親友の啓輔にCDを借りようと訪ねて行った。わざわざ電話
してから行くようなことでもないので、いつものように裏木戸から入る。玄関には鍵
が掛かっていることが多かったのである。裏から入ると便所の脇を抜け、その先は風
呂場だった。その風呂場からヒソヒソ話す声が聞こえた。
 「そこ、そこ。」
 それは啓輔の姉、弘子の声だった。
 「もっと強く。ああ、いい。」
 弘子の声しか聞こえてこないが、誰かもう一人が一緒にいることは間違いない。風
呂に二人で入っている。それは何かドキッとするようなことを栄治に想像させた。
 「ああ、啓輔。」
 栄治が思わず声を上げそうになった。風呂場に啓輔と弘子がいる。当然二人は裸だ
ろう。しかも声の様子からすると入浴しているだけとは到底思えない。栄治が足音を
忍ばせて窓に近寄った。窓は網入りの模様ガラスだが端の方が少しだけ開いていた。
息を飲んで覗き込むと弘子がこちらを向いて壁に寄りかかり、足元に啓輔が蹲ってい
る。顔が弘子の腰の辺りに覆い被さっていた。
 (あそこを舐めてる)
 陰になって見えないが、栄治はそう思った。啓輔の頭を押さえていた弘子が目を開
けた。
 「誰。」
 弘子が凄い目で栄治を睨み付けた。
啓輔が驚いたように振り返る。その拍子に栄治
の目に弘子の毛深いところが目に入った。
 「栄治、何してるんだ。」
 啓輔が叫んだ。
 「啓輔、知ってるの、あいつ。」
 「同級生だよ。」
 「逃がしちゃ駄目。掴まえて。」
 慌てて啓輔が風呂場から飛び出して行った。
 「栄治って言うのね、逃げちゃ駄目よ。逃げたらただじゃおかないからね。」
 弘子が前も隠さず、窓に駆け寄って凄んだ。
 「別に、悪いことなんかしてないよ。」
 栄治が逃げ腰になった。
 「じゃあ、何で人の家の風呂なんか覗いてるのよ。」
 「だって、啓輔にCD借りに来て、いつものように裏から入ったら声が聞こえて来
たんだもん。」
 「とにかく家に入って。」
 そこに啓輔がパンツ一枚履いて駆け寄ってきた。
 「何で覗いてんだよ。」
 「CD借りに来ただけだよ。」
 「ちょっと来い。」
 逃げ出すつもりは無かったので素直に付いていった。家に入ると居間で弘子が待っ
ていた。ガウン一枚羽織っただけらしい。
 「啓輔、カーテン閉めて。」
 改めて弘子が栄治に向き直った。
 「ねえ、いつから覗いてたの。」
 「ほんのちょっとだけだよ。」
 「何を見たの。」
 「何をって、啓輔が弘子さんの腰に抱きついてた所。」
 「それだけ。」
 「うん、それだけ。」
 弘子が啓輔の方を見た。
 「どうしようか。」
 「ばらされたら、やばいよね。」
 啓輔が栄治を見ながら答えた。
 「うん。口止めしなきゃ。」
 「僕、何も喋らないよ。」
 栄治が弘子に向かって言った。
 「さあ、どうだか。」
 弘子が立ち上がって栄治に近付いてきた。
 「君、童貞。」
 「どうてい、って何。」
 「そう言うとこ見ると、まだ童貞みたいね。女を抱いたこと無いってこと。」
 「抱くって。」
 「いよいよ間違いないわ。啓輔、こいつ押さえてて。」
 「はいよ。」
 いきなり啓輔が栄治を後ろから羽交い締めにした。
 「な、何するんだよ。」
 慌てた栄治に構わず弘子がベルトに手を掛けた。
 「大人しくしてなさい。いい気持ちにさせて上げるから。」
 栄治のズボンがパンツごと下ろされた。飛び出したものを見て弘子がニコッと笑っ
た。
 「へえ、啓輔と違ってちゃんと剥けてるじゃない。感心、感心。」
 いきなり弘子が栄治の前を握りしめた。ムクムクと頭を持ち上げる様子に弘子が満
足そうに頷いた。
 「大きさは啓輔と似たようなもんね。」
 弘子が大きな口を開けて握りしめたものをパックリとくわえた。驚いた栄治が目を
丸くしてその様子を覗き込んだ。
 「どうだ、気持ちいいだろう。」
 後ろから啓輔が得意げに言った。
 「我慢してないで、早いとこ出すもの出しちゃいな。」
 「え、口の中に。」
 栄治も男と女がこう言うことをするらしいとは聞いていたが、まさか口の中に出す
とまでは思っていなかったのだ。
 「出しちゃえよ。姉ちゃん、飲むの好きだから。」
 弘子の口の動きは巧みだった。あっと言う間に押し寄せてくる快感に栄治は最早抵
抗出来なかった。
 「だ、駄目。出る・・・」
 啓輔の言うとおり、弘子はそれを口一杯に頬張り、ゴクリ、ゴクリと飲み込んで行
く。ようやく弘子の口から解放された栄治が胸で大きく息を弾ませていた。
 「よし、じゃあ今度は寝かせて。」
 啓輔が栄治を後ろに引き倒した。その上に弘子が馬乗りになってくる。ガウンがパ
ラリと落ちて弘子が裸になった。
 「栄治って言ったっけ。ようく見てなさい。今からあんた、男になるんだよ。」
 弘子が栄治を導き、ゆっくりと腰を下ろして来た。先端が柔らかい所に触れ、ジワ
ッとその感じが全体に広がって行く。首を起こして覗き込むと赤く濡れた唇の真ん中
に埋まっている自分が見えた。
 「どう、気持ちいいだろ。」
 弘子が腰を前後に揺すり始めた。いつの間にか横に回って来た啓輔が弘子の前でパ
ンツを脱ぐ。弘子の言うとおり、それは半分くらい皮を被っていた。弘子の手が延び
てその皮を引き下ろす。顔を出した赤いところを弘子がスッポリと口にくわえた。
 確かに弘子が言うとおり気持ちよかった。しかし目の前で姉の口に含まれて腰を動
かしている啓輔の姿が栄治をどこか醒めた気分にさせている。
 (姉弟でこんなことしていいんだろうか。)
 栄治は姉の靖子のことを思いだした。目の前の弘子は胸こそ大きいが腹から腰にか
けては肉の塊と言う感じでブヨブヨしている。その肉の塊が揺れるたびにタップン、
タップンと音さえ立てていた。
 (初めてがこんなデブ)
 口にこそ出さなかったが、栄治は内心がっかりしていた。最初の相手はもっと可愛
い子に、と夢を抱いていたのである。
 「あ、いい。いいわあ。」
 弛んだ肉の塊が更に大きく波打った。
 (出せば終わる。)
 初めての栄治にもそれくらいは分かる。栄治は自分から腰を動かして早く終わるよ
うに全神経を集中させた。
 ようやく栄治の上から降りた弘子に啓輔がのし掛かって行った。弘子がそれを嬉々
として迎え入れる。栄治は気色悪いなと思った。今し方栄治の放ったものが弘子の中
を満たしている。そこに平気で突き立てている啓輔の気が知れなかった。もし順番が
逆だったら、そう思った途端に栄治の体が意気消沈してうなだれた。
 「僕、帰ります。」
 夢中で抱き合っている二人は答えない。
 「今日のこと、誰にも喋らないから心配しないで。」
 パンツとズボンを引き上げて部屋から出ていこうとする栄治に弘子が声を掛けた。
 「またしたくなったら、いつでもおいで。」
 それには答えずに栄治は啓輔の家を後にした。二度と来るもんか。心の中で何度も
唾を吐いた。



<< Back / Next >>


愛と官能の美学
弘子が栄治を導き、ゆっくりと腰を下ろして来た image
image





これまでの Shyrock様 投稿作品一覧

お読みになられたご感想をこちらの掲示板にお寄せください。








A married woman who feels sexually excited

熟年夫婦の性活
熟年夫婦の性活
Kaede image
画像はクリックしていただくと拡大します。
妻の不倫デート(ホテル編)今回のホテルは、最後の浮気相手との思い出のホテルです。相手が転勤で遠くなって消滅したようでしたが、その後も出張で来た時に呼び出され、食事したりデートしたり。夫:それだけ?妻:そうだよ。夫:逢ったらセックスしたでしょ?妻:してないよ。夫:じゃあ後で確認ね。…ということで何回か逢っていたようです。熟年夫婦で現役性活中の方と交流できたら嬉しいです。
×

非ログインユーザーとして返信する